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今週の投資成績(07/02~07/06) [投資日記]

今週の投資成績を以下に示します。成績には金利・手数料は含まず、保有中の場合は直近終値基準の評価損益率を表します。
また、これはシステム運用の場合のみであり、裁量トレードは含みません。

  銘柄         システム    売買   トレード期間        損益率
 7201日産自動車  順張正逆合成 CP   12/06/26~保有中     ±0.00%

今週は日産の売買はありませんでした。現物株も小幅な値動きに終始し、7月に入ってから資産残高はほとんど変化していません。

アルプスに代わるシステム運用候補銘柄として、6752パナソニックを検討しています。選定の理由は、少額資金で売買できることに加え、時価総額が大きく、流動性が非常に高いためです。
上記を満たす適当な条件でスクリーニングした結果、パナソニックが上位にリストアップされたため、取り敢えず検討してみた、というのが本当のところではあります。

最初、KFシステムクリエイターの標準的なロジックで検討を進めたのですが、正直なところ、あまりパッとするシステムは得られませんでした。
そこで、全てのロジック(基本6種類×正逆2通り)で様々な最適パラメータの時系列データを求め、更に検討してみました。

その結果、RSIシステムをベースとした正逆合成システムで、比較的良好な結果が得られました。現在、このシステムを用いることを前提に、運用条件の詳細な詰めを行なっているところです。
そのシステムの資産カーブ(バックテスト結果)を以下に示します。
6752P5P5r004_回帰推定値01.png
このシステムのPFは4.15、勝率は71.97%、損益レシオは1.62となっており、平均損益率は3.13%、年率リターンは22.28%が期待されます。
最大ドローダウンは時価基準で30.61%とやや高めですが、これは総資産に対する運用割合で調整可能です。

システム設計指針として、アルプスの失敗を踏まえて、「元システムが共に機能していること」を必要条件に加えました。
また、「直近数年間は最適パラメータが変動していない」ことも必要です。

なお、従来は最適パラメータとして、KFインデックスを最大にするパラメータを採用していましたが、よくよく考えてみると、必要条件はあくまで最適パラメータの安定であり、最適化対象指標そのものは何でも良いことに気付きました。

従来は、最適パラメータが安定しているかどうかを確認する術がなかったために、最適パラメータが比較的安定するKFインデックスを、最適化対象指標として採用していたわけです。
KFシステムクリエイターの最新版(β版)では、様々な指標に対して最適パラメータの時系列データを求めることができますので、必ずしもKFインデックスに拘る必要はないのです。

というわけで、今回設計したパナソニックRSIシステムは、KFインデックスを参照していません。ある代表的な指標に対して、最適パラメータが非常に安定すると共に、そのパラメータで非常に良好な性能を得ることができました。

唯一の懸念材料としては、売買回数が19年間で132回と、やや少ないことです。しかも、建玉の保有期間が平均で16~18日と長いため、その間の株価変動に踊らされやすくなります。
バックテストでは、一時的に30%近い評価損を抱える可能性があることを示しています。そのため、レバレッジ等の運用条件を入念に設定する必要がありそうです。

今週の日経平均株価は、一時9,100円台を回復しましたが、最後は小幅な上昇に留まって引けました。見かけ上は、75日移動平均に上値を押さえられた格好になっています。
株価は先週末比0.16%の上昇となり、昨年末比では6.69%のプラスになりました。

続いて、以下に7月6日基準日のトレンドラインとチャネルライン、そして日経平均の平均保有株価を示します。
Trend1001_B96a.png
Channel1001_B96a.png
avem1001_B79a.png
今週は、新たなトレンドの発生や消滅はありませんでした。上昇トレンド1が勢力を強め、下降トレンド4が勢力を弱めています。
各トレンドの安定指数は、トレンド1が4.26、トレンド2が0.66、トレンド3が0.03、トレンド4が2.76、トレンド5が1.39、トレンド8が2.66、そしてトレンド9が1.48となっています。

平均保有株価で見ると、株価は中期平均保有株価に頭を押さえられた格好になっています。このまま一旦調整に入るのか、あるいは再び上昇に転じて中長期平均保有株価をブレイクしてくるのか、どちらのパターンもありそうです。

ただ、短期平均保有株価が上昇に転じていることから、仮に調整入りしたとしても、同水準で下げ止まる可能性は十分にあるかもしれません。
いずれにしましても、各平均保有株価が株価を挟んだまま接近してきていることから、株価はそれらを意識した動きになるものと思われます。

最後に、とりあえずの判断の目安として、主なトレンドラインおよびチャネルラインの、来週月曜日と金曜日における値を以下に記します。
併せて、長期平均保有株価と中期平均保有株価、そして短期平均保有株価の現時点における値を記します。

 上昇チャネル1:9,265円⇒9,378円
 上昇チャネル2:10,254円⇒10,267円
 下降トレンド4:8,951円⇒8,866円
 下降トレンド5:9,726円⇒9,711円
 下降トレンド9:9,900円⇒9,889円

 上昇トレンド1:8,932円⇒9,045円
 上昇トレンド2:8,291円⇒8,304円
 上昇トレンド3:7,821円⇒7,821円
 下降チャネル4:7,734円⇒7,649円
 下降チャネル5:7,534円⇒7,519円
 下降チャネル9:7,642円⇒7,632円

 長期平均保有株価:9,209円
 中期平均保有株価:9,118円
 短期平均保有株価:8,919円

久し振りにシステム設計を行なってみると、以前は見えなかったものが、少し見えるようになってきたように感じます。
今まで長い停滞を続けてきましたが、これをきっかけに、少しは螺旋の上段を目指せるようになれば、と思います。

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