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LANDISKへの大容量HDD増設 [パソコン]

増大する録画番組を整理するために、手持ちのLANDISK(NAS)の増強を考えました。大容量の増設HDDを接続して、容量の拡張を図ろうというものです。
拡張対象のLANDISKはIOデータのHDL-AH2.0Wで、容量2TBの製品です。これは、HDL-AシリーズやHDL-AHシリーズとほぼ同等ですが、信頼性を高めるためにWDのRedシリーズを搭載した業務用NASという位置付けです。

NAS背面にはUSB2.0ポートが2つあり、2台の外付けHDDを接続することができます。これにより、本体容量に関わらず、大幅な容量アップが期待できます。
最近は大容量HDDの価格も大分安くなってきており、例えば4TB品では1万円を切る例もあります。

問題は、増設しようとしているNASが、それらの大容量HDDに対応しているかどうかです。HDL-Aシリーズの場合、本体は最大で3TBのモデルがあります。従って、少なくとも3TBまでの容量には対応していないと、バックアップ用の増設が出来ないため困ることになります。

IOデータのサイトには、動作確認リストなるものは載っていますが、具体的に容量まで書かれているわけではありません。ただ、動作確認済みHDDの中には、シリーズの最大容量が4TBを超えるものも含まれています。
ということは、これは暗に大容量HDDも増設できることを示していると判断しました。

とりあえず最小限の安全対策として、IOデータ製HDDの増設を検討しました。ただ厄介なことに、動作確認リストに載っているHDDの種類は少なく、また同一仕様と思われる型番違いの記載もありません。
さらに厄介なことに、型番の末尾がちょっと違うだけで、動作不可の判定となっている製品があります。こうなると、とにかく実際につないでみないと分からないといった状況です。

何にしても、とりあえず増設用HDDがないと始まりません。そこで、出来るだけ価格が安く、かつ状態が良さそうなIOデータ製のHDDをメルカリ等で探しました。
すると幸いにも、IOデータ製4TB外付けHDD現行機種の型番違い(簡易包装仕様)が8,000円で出品されているのを見つけ、購入しました。

購入翌日には手元に届き、動作確認の後早速セッティングを行いましたが、不安的中。HDDをNASにつなぐとピーピーピーと警告音が3回鳴り赤ランプが点灯しました。
設定画面で確認すると、接続したHDDが全く認識されていません。ポートを替えたり、接続と電源の順番を替えたり、再起動したりと、いろいろ試しましたが状況は変わらずです。

取説を見ると、FATとNTFSでフォーマットされたHDDは2TB以上の容量を使用することは出来ない、と書いてあります。それを超える容量を使用する場合についての明記はありませんが、専用フォーマットを行った場合の容量制限については触れられていないため、可能性はありそうです。

ただ問題は、専用フォーマットを行うためには、少なくともLANDISKに増設HDDを認識させないといけない、ということです。しかし、現状は認識すらされないため、このままでは専用フォーマットも出来ません。

そこで、増設するHDDをパソコンにつないで、コンピュータの管理からディスクの管理を開き、HDDのパーティションを削除した後、2TB以内の容量でパーティションを作り直してフォーマットしました。
その状態でNASにつないだところ、ようやく増設HDDを認識させることが出来ました。

続いてNASの設定画面を開き、システムのディスクメニューから専用フォーマットを選択し、増設HDDに対して実行しました。
ただ、ここで一抹の不安はありました。まずは、途中でエラーが生じて止まってしまうこと。そして、もう一つは、フォーマットの対象が最初に設定した2TB以内の領域に留まってしまうかもしれないことでした。

フォーマットを実行してから3時間近く経過して、ようやく完了。幸いにも途中でエラーは発生していません。設定画面を確認すると、きちんと4TBの容量が確保されています。
これでようやく、4TBの大容量HDDを使うことが出来るようになりました。その後、増設HDDに対してDLNA共有の設定を行い、全体として6TBのメディアサーバーとなりました。

実はその後、SEAGATE(ELECOM)製4TB外付けHDDを5,500円で入手することが出来たため、調子に乗って同様の方法でNASに増設。特に問題もなく認識し、合計10TBのメディアサーバーが稼働中です。

さて、これでめでたしめでたしと言いたいところですが、実はこのNASを運用するに当たっては、厄介な問題があります。それは、著作権保護された録画番組等に関しては、外部から増設HDDに直接ファイルを転送できない、ということです。

一旦NAS本体のHDDにファイルを転送した後、そこから増設HDDに移し替えてやるという手順を踏む必要があります。
NAS本体から増設HDDへのファイル移動に関しては、Windowsパソコンのエクスプローラ上で行えるのですが、エクスプローラからはNASのdlnaフォルダが見えないため、事前にコンテンツ操作画面でdlnaフォルダからcontentsフォルダにファイルを移動しておかなければなりません。

移動するファイルによっては、途中でエラーを吐いて止まったり、何よりも転送速度が10数MB/s程度しか出ない等、実運用面での課題も少なくありません。
それらについては、また別の機会にでもお話ししたいと思います。
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Kフロー

その後いろいろ調べてみたところ、増設HDDが認識されていない状態でも、ディスクのフォーマットメニューにて当該HDDを選択でき、専用フォーマットを実行すれば認識されるようになる、との情報がありました。
私は実際に試した訳ではありませんが、ご参考まで。

by Kフロー (2020-04-20 21:17) 

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