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我が家の地デジ事情3 [家電]

昨日のコラムで、300Ω平行線(フィーダー線)を75Ω同軸に変換するためには整合器が必要と書きましたが、次のようなプラグを用いても可能です。
これならば、ハードオフのジャンクコーナーで、簡単に見つけることができると思います。

YAGI 同軸・フィーダープラグF型⇔直付・300Ω クロ LP-737-B

YAGI 同軸・フィーダープラグF型⇔直付・300Ω クロ LP-737-B

  • 出版社/メーカー: 八木アンテナ
  • メディア: エレクトロニクス


使い方は言うまでもないと思いますが、2本のねじの部分にフィーダー線の端子を締め付ければ良いわけです。
あとは、先端のプラグを地デジチューナーのアンテナ端子に接続します。

なお、分波器の出力線は2本とも短いことが普通ですが、そのままでは、FMチューナーと地デジなどといった離れた機器に接続できません。
そこで、いずれか一方のケーブルを延長してやる必要があります。

最近は便利になったもので、100円ショップなどでアンテナ線の中継コネクタが売られています。これを用いて、適当な長さのアンテナ線を継ぎ足してやれば、離れた機器間でもそれぞれにアンテナ線を接続することができるようになります。

さて、昨日話しましたUHFとVHFを共に同軸出力する分波器ですが、それはソリッド#4150というVHF・UHF混合分波器です。
ところが、この製品、ほとんど売られていないんです。私が調べたところ、直販サイトと秋葉原のショップの2店でしか売られていません。

しかも、直販サイト「SOLID CABLE」では、単価は安いものの10個単位でしか販売していません。その場合、50個未満が360円、50個以上200個未満が300円、200個以上が260円となっています。
基本的には、企業や個人事業者向けの販売となっているようです。

一方、1個単位で購入できるのは、秋葉原に店舗を持つOLIO.SPECという会社で、ネット販売も行なっています。
その場合、単価は500円なのですが、実は送料が私の住む地域で840円も掛かりました。更に代引き手数料も315円掛かり、トータルでは製品価格の3倍以上になってしまいました。

それでも、一般に売られている分波器や整合器などを買うことを考えれば、トータルコストはほとんど変わりません(もちろんハードオフで揃えれば非常に安価で済みます)。
何個かまとめ買いすれば、十分元は取れる価格だと思います。また、秋葉原のショップでも受け取り可能なので、首都圏在住の人は直接行かれた方が良いかもしれません。

以上のサイトは、「ソリッド#4150」でググればトップに表示されますので、興味のある方は確認してみてください。
もちろん、UV分波という目的には十分なものですし、一般のUV分波器+整合器を用いるよりは、取り扱いが容易で非常にコンパクトになります。

さて、UV分波器を用いて地デジチューナーとFMチューナーにそれぞれ電波を分けたのですが、その結果、FMの音質が若干良くなったように感じました。
これは、UV分波器がFMチューナーにとってはLOWパスフィルターとして、地デジチューナーにとってはLOWカットフィルターとして機能しているためではないかと思われます。

ということは、以前、ワンセグチューナーに外部アンテナ線を接続した時には、綺麗に映らなかったのですが、UV分波器を通して接続すれば改善するのではないかと思い、ジャンク製UV分波器を用いて確認してみました(ソリッド#4150は1個しか買わず、今から思うと何個かまとめ買いしておくべきでした)。

その結果は明らかでした。一部のチャンネルで若干動きがギクシャクする場合が依然あるものの、室内アンテナを用いるよりも遥かに綺麗で滑らかな映像になりました。
という訳で、先日ご紹介した5素子室内アンテナは、残念ながらお蔵入りとなりました。

受信レベルとしては十分あるはずなのですが、それでも動きがギクシャクするというのは、レベルオーバーになっている可能性があります。
ただでさえレベルが大きいところに、ワンセグチューナーに内蔵されたブースターがそれを増幅しているわけですから、信号が歪んでしまっているのかもしれません。

私が使っているワンセグチューナーは、ロジテックのLDT-1S30X4Uという製品で、ワンセグチューナーを2基内蔵しているのですが、本体にあと2基増設することができます。
その増設用のアンテナ線が2本、本体に帰還しているのですが、その帰還を行なわないように増設用アンテナ線を外したところ、心なしか画質が改善したように思います。



また、もう一方のVHF出力はVAIOのFMチューナーにつないだのですが、以前(UV混合入力)よりも明らかにノイズが減ったことが分かりました。
VAIOでは現在、NHKFMで13時からの「歌謡スクランブル」を結構な頻度で録音していますので、これはありがたい効果です。

さらに、UV分波によって互いの干渉が低減した分、大元にあるブースターによる調整の自由度が広がったかもしれません。
今までは、例えばUHFのレベルを上げるとFM放送にノイズが増える、などといった副作用が見られたのですが、それが低減している可能性があります。今度、確認してみたいと思います。

ところで、こうなると先日購入したノーブランド地デジチューナーに加えて、グラフィックイコライザーBEHRINGER FBQ800(これは非常に良い製品です)の使用機会が激減してしまうのですが、まあいろいろと使い道を考えてみるつもりです。

さて、昨日ご紹介した地デジチューナー+ビデオキャプチャーによる予約録画ですが、実は添付のキャプチャソフトで録画すると、非常に多くの容量を食ってしまいます。
DVD画質の場合の約2倍、すなわち、1時間当たり4GB超の記録容量を必要とします。しかも、この設定は固定で、変更できません。

さすがに録画された映像は綺麗なのですが、でも、そこまで画質にこだわっているわけではありません。そこで、録画した映像を保存用に変換するために、「BatchDOO! Request」というフリーソフトを利用しています。
これは、変換の種類が豊富であると共に、変換時間も速いため、非常に重宝しています。

この中の、iPad向けワイド-H.264(低画質)という設定を適用することにより、映像サイズはそのままに、記録容量を大幅に圧縮することができます。
映像ソースにもよりますが、地デジチューナーで録画した場合、圧縮率は5倍前後になります。ネットムービーなどだと、10倍くらいに圧縮できることもあります。

でも、映像ソースによって圧縮率に大きな差が生じるのは、ちょっと解せません。そこで、録画された画像をよく見てみると、画面に細かい同期ズレのような横ズレが見られます。
恐らくそれが、圧縮率を低下させている原因のようです。横方向の速い動きに対して、走査が追い付いていない感じです。

この症状は、ユニデン品とノーブランド品とで比較すると、残念ながらユニデン品の方が大きく出ているようです。
ノーブランド品の方は、見た目はユニデン品とさほど変わりませんが、圧縮率は明らかに高くなっています(それだけ同期ズレが少ない?)。

でも、地デジチューナーを液晶テレビに直接つないで観ると、同期ズレは全く感じられません。ということは、AVキャプチャケーブルの方に問題がある、ということになりそうです。
ただ、これも相性の問題と言ってしまえばそれまでで、必ずしも製品に欠陥があるといった類のものではないでしょう。

なお、地デジチューナーからの録画映像の場合、動画変換時に上下を60ピクセルずつトリミングする設定にすることで、16:9映像として記録できます。
DVDなどに焼いたり、ワイドテレビなどに出力する場合は、この方が便利かもしれません。

最後に余談ですが、私のAV環境としては他に、Woooで録画したコンテンツを再生するためのものがあります。
具体的には、以下の2製品になります。

I-O DATA ネットワークメディアプレーヤー「AVeL Link Player」 AV-LS500LE

I-O DATA ネットワークメディアプレーヤー「AVeL Link Player」 AV-LS500LE

  • 出版社/メーカー: アイ・オー・データ
  • メディア: Personal Computers


I-O DATA IV-P100(直販サイトのみで販売:以下は同等品)

日立マクセル iVマルチプレーヤー VDR-P100 VDR-P100

日立マクセル iVマルチプレーヤー VDR-P100 VDR-P100

  • 出版社/メーカー: 日立マクセル
  • メディア: Personal Computers


前者は、ネットワークコンテンツや接続したUSBデバイスの内容を映像機器に出力するもの、後者は、Woooで録画したiVDRカセットの内容などを映像機器に出力するものです。
これらのコンポーネント出力を、AVセレクターを介してVAIOのビデオ入力に接続して、Woooの録画内容などを視聴しています。

これらはいずれも、I-O DATAの直販サイトのワケあり品として、市価よりもかなり安い価格(当時)で購入しました。
これらがワケあり品であるという理由による不具合はないのですが、いろいろと問題はあります。

特にAV-LS500LEは、WoooのTSX(長時間)録画映像が時々止まったり、突然ちょっと前に戻ったり、などといった不具合が生じます。また、そのまま再生が終了することも多々あります。
しかし、メーカーによるとこれはネット環境に原因があるということで、同一LANネットワーク上で他に通信を行なっている機器があると、障害が生じる場合があるようです。

ただ、Wooo同士のAVリンク再生では、問題が生じることは全くないため、ネットワークだけの問題でないことは明らかです。
いずれ、バージョンアップで改善されることを期待しています。

ちなみに、上記のような障害が発生しても、大抵の場合はレジームが効いていますので、その時点から再開することができます。
そんなわけで、何とか使えている状況ではありますが、時々システムがリセットされてしまうことがあり、そうなるとお手上げです。

障害が発生した場所がコンテンツの後半にあると、そこまで早送りで進めることになるわけですが、長時間の早送りの途中で再び障害が発生することがあります。
実はつい先ほど知ったのですが、長時間の早送りを行なう場合、早送りの途中に「次」ボタンを押すことで、10分後にジャンプすることができるようです。

もう一方のIV-P100は、外部機器でiVDRのコンテンツを見るためのものです。HDMI端子が付いていますので、液晶テレビなどにつなげばハイビジョンで映像を観ることも可能です。
私の場合は、液晶テレビには既にiVDRスロットが付いていますので、基本的にはコンポーネント出力をパソコンのビデオ入力につないで視聴しています。

この製品は当初、iVDRの認識に数分もの時間が掛かってしまい、ネット上でも不評を買っていました。しかも、何か設定を行なったりするだけで、その後何分間も待たされることになります。
しかし、先日久し振りに起動してみると、非常に高速にiVDRを認識するようになっていました。どうやら、いつの間にか(ネットから)自動的にアップデートされていたようです。

でも、メーカーのサイトには、相当するファームウェアアップデートの記載がないんですよね。しかも、本体で表示されるファームウェアバージョンは、古いまま(Ver.1.02)です。
しかし、動作は明らかに改善されています。いったいどうなっているんでしょう?まあ、良くなっているんだから、文句を言う筋合いもないんですが。

今まで、本製品に興味を持ちながらも、起動が遅いなどの理由で購入をためらっていた人にとっては、本製品を購入するための動機付けになるかもしれません。
もちろん、今まで遅い起動に悩まされ続けてきた既存ユーザーにとっては、これが大きな朗報であることは間違いないと思います。

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