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松下製電気こたつのヒーターユニット交換 [家電]

昨シーズンの冬まで、75cm角の正方形電気こたつを使っていたのですが、部屋のレイアウト上、カミさんと二人で横に並ぶ配置になっているため、こたつの上で食事を摂るのに一苦労でした。
冬以外も布団こそ掛けないものの、こたつの上で飲食することに変わりありません。

そんな中、義母が以前使っていた105cm×75cmの長方形電気こたつを引っ張り出し、今まで使っていたものと交換してみました。
結果は上々で、天板が広くなったことにより、食事の時に余裕を持って配膳できるようになりました。

実はこのこたつは、ヒーターユニットの故障により数年前から使用していなかったのですが、松下製の家具調こたつということで、やぐら自体は非常にしっかりとした作りになっており、捨てるのが大変なこともあって取っておいたものでした。

松下製ヒーターユニットは特殊なネジ配置となっているため、市販されている汎用ヒーターユニットと適合しないことは、ネットで調べて知っていました。
当初は冬場までの一時凌ぎのつもりでしたが、いざ使い慣れてしまうと、もう元の正方形こたつには戻れません。

そこで、何か打開策はないものかと、いろいろと調べてみました。しかし、木工加工の技術や経験がないと、交換はやはり難しそうです。
穴あけ用のドリルや、切込み用のノコギリなどを準備し、堅い木材に加工を施すとなると、考えただけで億劫になってしまいます。

そこで、とりあえず2つのヒーターユニットを外して、じっくり観察してみることにしました。正方形こたつのヒーターユニットはまだ使えるため、これを松下製こたつに取り付ける上手い方法はないものかと、衰えた脳細胞に鞭打って考えること数分。ふと、ネジ穴と外形の位置関係に目が留まりました。

正方形こたつのユニット寸法は29cm角で、ネジ穴の間隔は20cmです。一方、松下製ユニットの寸法は32㎝角で、ネジ穴の間隔は16cmです。
各ユニットの端から、遠い方のネジ穴までの距離は、正方形こたつが24.5cm、松下製が24cmです。何と、ほとんど同じ!!!

ということは、片方のネジ穴で固定すれば、ユニットの遠い方のへりは、やぐらの木枠にぴったりと合うはずです。その状態で何らかの補強をしてやれば、上手く固定できるのではないかと考えました。
そこで実際に取り付けてみた結果が、次の写真です。

201014a2.png
201014b2.png

写真上段のネジは松下製ユニットを固定していたもので、先端が長さ2cmほどの棒状になっています。これを木枠に開けた座繰りに嵌め込んで固定する構造になっています。
ここでは、正方形こたつユニットの左側のネジ穴に根元まで、右側のネジ穴には半分ほどまで取り付けて、先端を半分ほど木枠の座繰りに挿入しています。なお、幸いなことに両ユニットのネジ径やピッチは同じでした。

写真下段のネジは正方形こたつユニットを固定していたもので、長さは3.5cmほどあります。右側のネジは木枠のネジ穴を通ってユニットを固定し、左側のネジはユニットに取り付けた状態で、木枠を内側から押し付けています。ネジの軸をペンチで挟んで反時計回りに回すことで、押し付け力を加えています。

結局、右側の2本のネジでユニットを木枠に吊るすようにし、左側の2本のネジでユニットが外れないように位置を整えると共に、ユニットの縁共々内側から木枠を押し付けることによって、落下を抑えています。
ただし、これだけでは心許ないため、針金で落下防止処置をしています。

何はともあれ、針金での補強以外何一つ加工することなく、松下製ユニットを交換することが出来ました。これで今年の冬は何とか凌げそうです。

なお、この方法はお手軽ではありますが、あくまで簡易的なものです。もしも実行される場合は、使用中にユニットが落下したりすることが無いよう、自己責任の下、十分ご注意ください。
また、補強用の針金が電極等に触れると、思わぬ事故を引き起こす可能性があります。

最後に、この方法は私が所有しているこたつにおいて確認・実践したものです。全ての松下製こたつに適用できるとは限りませんので、ご注意ください。
当然、交換用ヒーターユニットについても同様です。

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AVネットワークの再構築(2) [家電]

8月22日のコラム中のAV接続図に誤りがありました。左下のAVセレクターの入力2につながる機器(7型ワンセグテレビ)の表記が、間違っていました。
修正版に差し替えましたので、改めてそちらをご覧ください。

さて、このネットワークの最大のポイントにつきましては、先日のコラムで述べた通りです。それ以外にも、地デジチューナーの出力を、左右の系統に振り分けることができたり、7型ワンセグテレビ(2入力対応)で、両方の系統の出力を表示できるようにしています。

通常は、右側の経路は主にモニタ用、左側の経路は主にキャプチャ用としています。たとえば、ワンセグテレビで地デジチューナー、もしくはメディアプレーヤーの映像を見ながら、VTR(NV-SV100)もしくはLDプレーヤーの映像を、ビデオキャプチャケーブル(GV-USB2)を介してOptiplexでキャプチャする、といった感じです。

ここで、なぜ地デジチューナーが両系統に分岐しているのかというと、たとえばビデオキャプチャを行なっていない時に、ワンセグテレビでメディアプレーヤーの映像を見つつ、Optiplexで地デジ放送を見る、などといったスタイルを実現するためです。

また、右側の経路につながっているVTR(NV-HV7G)は、キャプチャするテープの頭出し用です。実は、GV-USB2では早送り映像を表示することができません(巻戻し映像は表示できます)。
そこで、ワンセグテレビにVTRの映像を表示することで、テープの頭出しを容易にしています。

ワンセグテレビを購入する前は、ビデオキャプチャユニット(GV-MVP/RZ2)がその任に当たっていたのですが、今となってはほとんどお役御免となっています。
ちなみに、寝室AVや左側PCなどへの接続は、ほとんど使用することはなく、単にセレクターの端子が余っていたから、といった程度です。

ワンセグテレビでワンセグ放送を見ることはほとんどないのですが、2つのAV入力端子を備えているということが、当初の期待以上の働きを見せています。
さらに、解像度が高く表示が綺麗であるため、この製品には非常に満足しています。

最後に、中央のセレクターで左右の経路を入れ替えることができる訳ですが、今のところ、それを必要とするような状況はありません。
現状はあくまで、左右対称性を追及しただけの自己満足に過ぎないのかもしれません。

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AVネットワークの再構築(1) [家電]

先日来、主に右側にあるパソコンを中心とした、AVネットワークの再構築を図ってきましたが、ようやく完了いたしました。
以下に、その接続図を示します。
右側PC-AV接続図.png
この図において、信号は上から下に矢印の通りに流れます。AVセレクターの入出力とは、必ずしも一致しませんので、ご注意ください。
例えば、3つあるOHM製AVセレクターは、入出力を逆にして使用しています。

このネットワークの肝は、中央にあるVictor製AVセレクターです。これは、ダビング機能付きセレクターなのですが、それを利用して2つの入力と2つの出力を、Aの経路とBの経路とに切り替えることができるようになっています。

このAVセレクターは、昨日、十日町市のハードオフで、ジャンクとして525円で購入しました。状態は非常に良好で、断線などはありませんでした。
ただし、ネットでいろいろ調べたのですが、取説や回路図等が見つからず、信号の流れが分かりませんでした。

そこで、テスターを用いて、信号の流れを実際に確認しました。以下に、JX-30の各端子間の通電状態を示します。

 ダビングスイッチ セレクトスイッチ 通電する端子

  ダビング切    入力1      入力1-----モニタ出力
            入力2      入力2-----モニタ出力
            入力3      入力3-----モニタ出力

  ダビング2→1  入力1      入力1-----モニタ出力
                      入力2-----出力1
            入力2      入力2-----モニタ出力(ビデオのみ)
                      入力2-----出力1
            入力3      入力3-----モニタ出力
                      入力2-----出力1

  ダビング3→1  入力1      入力1-----モニタ出力
                      入力3-----出力1
            入力2      入力2-----モニタ出力
                      入力3-----出力1
            入力3      入力1-----モニタ出力(ビデオのみ)
                      入力3-----出力1

これを見ると、「ダビング2→1&入力3」と「ダビング3→1&入力2」とが、入力と出力の関係が逆になっていることが分かります。
この関係を用いることで、Aの経路とBの経路とに切り替えることができる訳です。

とりあえず、今日はここまでといたします。各機器の役割等につきましては、明日のコラムで述べたいと思います。

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LDプレイヤーてんやわんや [家電]

先日までLDプレイヤー(SONY MDP-RC20)の調子が悪く、再生ボタンを押しても、映像が表示される前に回転が停止してしまう状態が続いていました。
実はその数日前に、再生を始めた途端、ディスクが「ガタガタ」と大きな音を出し、エラーが表示されて動作が停止する事態があったばかりです。

その時は、一旦コンセントを抜き、もう一度コンセントをつないでイジェクトボタンを押したら、無事にディスクを排出でき、その後何事もなかったように回復しました。
そのため、件の不具合は、その一件が原因としてあるのかと想像していました。

一応、A面とB面とを何度か切り替えていると(この機種はオートリバース対応です)、無事に再生することができます。
しかし、最初にディスクをセットした直後は、必ずと言っていいほど再生に失敗していました。

それでも我慢して使っていたのですが、あるソフトでデジタルオーディオが正常に再生できない、という問題が生じ、とりあえずレンズクリーニングしてみることにしました。
これはCDコンパチ機のため、CD用クリーナーが使えるはずです。その前に、デジタル復調回路に不具合がないか確認するために、音楽CDを入れて再生してみようとしました。

早速、適当なCDをトレーに乗せてトレーを閉じたところ、何か様子が変です。異音がした後、エラーが表示されています。
イジェクトボタンを押したところ、トレーにあるはずのCDが乗っていません。慌てて、もう一度イジェクトボタンを押してしまったのが、運の尽きでした。

「ガガガガガ」と大きな音がした後、エラーが表示され、ウンともスンとも言わなくなってしまいました。
もちろん、コンセントを抜き差ししても回復しません。CDがどこかに、完全に食い込んでしまったようです。

仕方がないので、LDプレイヤーをラックから引きずり出し、カバーを開けてみたところ、CDがトレーとピックアップの間に挟まっています。
トレーは変形し、ちょっと引っ張っただけではCDはピクリとも動きません。

ピックアップのダメージをできるだけ避けるために、最初はCDをトレーの後方から抜き出そうとしたのですが、全く動きません。
そこで已むなく、CDをトレーのピックアップ透過穴から、ピックアップの根元側に引っ張ったところ、ようやく抜き出すことができました。

これで大丈夫かと、恐る恐る電源を入れたところ、相変わらずエラー表示が出ます。もう一度、CDが挟まっていた部分を見ると、トレーがピックアップの上に被さったままです。
そこで無理やり、ピックアップをトレーの透過穴に収まるようにねじ上げたところ、機械的にはようやく元通りになりました。

その後、電源を入れるとエラー表示は出ません。イジェクトボタンを押すと、何事もなかったかのように、トレーが出てきます。
トレーを閉めると、ピックアップのレンズが、フォーカスを合わせようと上下しています。

これでようやく一息つけました。あとは、レンズクリーナーを綿棒に着け、レンズ表面を軽く拭き、ディスククランプを元通り取り付けました。
試しにLDをトレーにセットしてローディングし、再生ボタンを押すと、きちんと再生できます。どうやら、ピックアップは奇跡的に無事のようです。

続いてCDをセットし、再生ボタンを押したところ、こちらもきちんと音を奏でます。これでやれやれと思ったのも束の間、イジェクトボタンを押すと、CDがディスククランプにくっ付いたままで、トレーに乗っていません。
しばらくするとCDが落下し、ピックアップの上に被さりました。

さっきはこの状態でトレーを閉めてしまったわけです。その結果、CDがトレーとピックアップの間に挟まれる、という事態が生じたことが分かりました。
トレーを閉めないように注意しながら、CDをピックアップからどかし、ピックアップの状態を確認した上で、トレーを閉めました。

続いて、ディスククランプを外し、クランプ部の表面をよく見ると、マグネット保護シートの周囲から粘着剤が溢れ出ています。これが、CDをくっつけていたわけです。
諸悪の根源は、ディスククランプにあることがはっきりしました。そうと分かれば、対策は簡単です。

100円ショップで購入したシール剥がしスプレーを、折り畳んだティッシュペーパーに吹き付け、それでクランプ表面を丹念に拭き取りました。
隙間などに入った粘着剤は爪楊枝の先で取り除き、その後、再びシール剥がしで拭き取ります。

拭き取り作業が終わったら、クランプを元通りセットし、CDをローディングしてみます。すると、今度はクランプにくっ付くことなく、無事にトレーの上に収まりました。
その後、基板やカバーを元通りに取り付け、最終動作確認を行ないました。

動作確認の結果、今まで1回で再生できなかったLDが、きちんと再生できるようになりました。結局、ディスククランプの粘着剤の所為でディスクが正しくクランプされず、それがディスクの面振れや偏芯を引き起こし、正しく再生できなかったようです。

ただし、デジタルオーディオが正常に再生できないソフトは、やはり上手く再生できませんでした。他のソフトでは問題なく再生できていますので、このディスク特有の症状のようです。
まあ、それについては諦めて、そのソフトのみアナログ音声で再生することにしました。

実は、LDプレイヤーの調子が悪くなった時に、ハードオフに代替機を調達しに行ったのですが、その時は、今一つこれといったものが見つかりませんでした。
先日、ハードオフに行ったところ、SONY MDP-A10が2,100円で売られていたので、購入しました。

これはMDP-RC20同様オートリバース機で、MDP-RC20にはないS端子やデジタルオーディオ(光)端子も付いています。
取説とリモコンも付属していたのですが、本体のFLディスプレイ表示が故障しています。

プレイヤーの状態は、モニタ画面で確認できますので、本体の表示が消えていても問題ありません。それ以上に、オートリバースであることの方が、何10倍も重要です。
ビデオキャプチャを行なう場合、オートリバースであるかないかでは、作業効率が大きく違ってきます。一度オートリバースを体験したら、もう戻れません。

ちなみに、新たに購入したMDP-A10も、ディスククランプに粘着剤のはみ出しがありましたので、ピックアップレンズ共々、綺麗に清掃しました。
一応、CDも正常にローディング&プレイできるようになっています。

そんなこんなで、現在、LDプレイヤー2台活用で、ビデオキャプチャ作業を急いでいます。それに先立って、AV機器のセレクタ接続も大幅に変更したのですが、それについてはまたの機会にお話ししたいと思います。

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GIGA DRIVE 使用感 [家電]

昨日の昼過ぎに、注文していたポータブルDVD(GIGA DRIVE)が届きました。しかし、画面サイズの割には安いだけあって、やはり様々な問題があることが分かりました。

まず最大の問題は、ディスプレイモードを変更できないことです。普通、ワイドディスプレイを搭載したDVDプレイヤーであれば、4:3サイズで記録されたコンテンツの再生を行なうために、ディスプレイモードとして16:9と4:3を選択できるようになっています。

しかし、何故かこの製品には、そのようなモードが見当たりません。そのため、アナログ時代から録り溜めたDVDを観ると、横長の締まらない映像になってしまいます。
こんなのは、基本中の基本の機能であり、ほとんど付加コストなしに実現できると思うのですが、どうなんでしょう?設計ミスというには、あまりにもお粗末です。

もう一つの問題は、スピーカーが本体側に付いている、ということです。そのため、ディスプレイを回転させると、最悪の場合、音像が正反対になってしまいます。
これなんかも、あらかじめ想定できる不具合だと思うんですが、残念な仕様です。

物理的にスピーカーの配置を変更できないのであれば、せめて電気的に、音の左右を入れ替える工夫、もしくはそのようなモードがあっても良かったんではないかと思います。
結局、このプレイヤーの売りの一つである180度回転モニタを有効に利用するには、外部スピーカーをつなぐしかありません。

それ以外にも、この手の製品特有のワールドワイドで(滅多に使わない)豊富な設定項目や、ピント外れの機能、それでいて必要な機能が抜け落ちているといったアラが目立ちます。
まあ、そうは言いましても、そこは価格なりということでしょうか。この値段で文句を言うのも、ちょっと酷なような気もします。

以上、かなり厳しい評価となりましたが、上記のような問題があることを割り切った上で、用途に応じて使い分けるのであれば、本製品は非常にコストパフォーマンスが高いと思います。
ただし、操作の手軽さ等を求めないのであれば、中古のDVD内蔵ノートパソコンを、DVDプレイヤーとして使用するという選択肢もあるのかもしれません。

最後になりますが、今日と明日の2日間、長岡祭りの大花火大会が開催されます。その関係もあり、大変申し訳ありませんが、明日のコラムは休載させていただきます。

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