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パソコンちょこっと話(6) [パソコン]

今日はブログ更新を休む予定でしたが、パソコンに関するちょっとしたTipsが得られましたので、簡単にご紹介いたします。

最近は500GBクラスのポータブルHDDも随分安くなり、時には5,000円を切ることも珍しくなくなりました。
大容量データの移動だけではなく、そのままパソコンにつなげっ放しにして用いている方も少なくないでしょう。

その際、面倒なのがHDDの電源管理です。ご存じのように、パソコンに付いている大抵のUSBコネクタは、パソコンをシャットダウンしても給電は継続します。
そのため、ポータブルHDDなどのUSBバスパワー機器をつないでいる場合、パソコンをシャットダウンしても電源が入りっぱなしになります。

それを避けるためには、シャットダウンの前にUSB機器を取り外すか、スイッチ付きUSBハブやケーブルなどで、その都度電源を切ってやる必要があります。
逆に、パソコンの電源を入れる場合は、その都度USB機器を取り付けるか、スイッチを入れてやる必要があります。

内蔵機器の場合は、パソコンがシャットダウンすれば勝手に電源が切れますし、パソコンを起動すれば勝手に電源が入ります。
それに対してUSB機器の場合は、いちいち手動で電源管理をしなければいけません。これは、大変面倒ですし、コネクタの頻繁な抜き差しは機器にも悪影響を与えかねません。

そんな時に、ハードオフでPCIバス接続のUSB2.0ボードを購入しました。これは、単にAthlonPCのUSBを増設する目的だったのですが、ポータブルHDDをつないでみたところ、シャットダウン時に給電が停止することが分かりました。もちろん、パソコンを立ち上げると再び給電します。

よく考えれば、これは全く当たり前の話です。今まで気付かなかった私が不勉強だったに過ぎないのですが、シャットダウン時にパソコンの内蔵バスへの給電がストップするのは当然であり、そうでなければ逆に大変なこと(例えばグラフィックボードの電源が切れないなど)になってしまいます。

すなわち、USB機器に対して自動給電させたい場合は、USBボードを増設し、そこにそれらの機器をつなげれば良いということです。
最近のパソコンは、十分な数のUSB2.0コネクタを有しているため、わざわざ増設する必要はないのですが、自動給電を行ないたい場合は別です。

USB2.0ボードは安いものなら千円強で買えますし、中古なら数100円です。へたなスイッチ付きUSBケーブルやハブを買うよりも、安く済みます。
私も最初はAthlonPC用に1枚購入しただけだったのですが、すぐにデュアルコアPC用にもう1枚購入しました。

ただ、上記の方法には問題点もあります。ひとつは速度的な問題です。PCIバスのデータ転送速度には上限がありますので、それを複数のUSBコネクタに分岐した場合、USB2.0規格上限の480Mbps実現は期待できない、ということです。

また、以外にやっかいなのが、ボードの相性問題です。私が最初に購入したボードはBUFFALO製で、AthlonPCに載せた際、ポータブルDVDが給電不足で正常動作しませんでした。その後、USB端子が2個付いた特殊なケーブルで接続することで、何とか動作させることができました。

BUFFALO IFC-PCI4U2V

BUFFALO IFC-PCI4U2V

  • 出版社/メーカー: バッファロー
  • メディア: Personal Computers



I-O DATA USB2-PCIL4

I-O DATA USB2-PCIL4

  • 出版社/メーカー: アイ・オー・データ
  • メディア: Personal Computers


一方、2枚目のボードはIOデータ製で、デュアルコアPCに搭載したのですが、当初は全くポータブルHDDを認識しませんでした。これも給電の問題かと思ったのですが、ちょっと考え直して、AthlonPCに取り付けたボードと交換してみました。

すると、不思議なことに2台のポータブルHDDをきちんと認識しますし、読み書きもほぼ正常に行なえます(時々エラーが生じることがありますが、それは以前から同様でした)。
更に、IOデータ製ボードを付けたAthlonPC側ではCPU負荷が低減し、給電不足気味だったポータブルDVDがUSBケーブル1本で動作するようになりました。

同じPCIバス仕様のボードなのに、何がどう違うのかさっぱり分かりませんが、相性問題は歴然としてあるようです。
何はともあれ、これでポータブルUSBドライブの給電問題は、一気に解決することとなりました。

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