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私が「おこちゃま」だった頃 [雑感]

私がトレードを始めたばかりの頃(2001年)は、当然のことながら裁量トレードを行なっていました。最初は気になる銘柄のチャートを見ながら、株価が十分に下がったと「思った」ところで買い、株価が買値より6%上昇したところで売る、といった手法を用いていました。

ビギナーズラックもあって、初年度はそこそこの利益となりましたが、多くの人が辿ったであろうように、2年目にドカンとやられました。
やられた最大の原因は、損切りという概念の欠如でした。

当時の株価はITバブルの崩壊過程にあり、連日下落していました。しかし、6%の上昇で利益確定というルールで売買していたため、雪だるまのように評価損が積み重なっていきました。
そして、もう精神的に耐えられなくなったところで損切りという、典型的なパターンで自滅していきました。

その後、損切りを徹底し、材料に基づいた売買方法に切り替えたものの、株価の激しい値動きに翻弄され、損切りを繰り返して撃沈しました。
損切りを徹底した分、以前ほどには大きく凹むことはありませんでしたが、それでも利益には程遠い状況でした。

その頃には会社を辞めていて、毎日トレードにどっぷりと浸かり、週末には呑みに出かけるといった、不健康な生活を送っていました。
日々相場を見つめる中で、夜間の株価ギャップに気が付き、裏デイトレをスタートしました。

裏デイトレを始めた当初は、まだいくつかの銘柄のギャップ累積データを、エクセルで集計してチャート表示する、といった程度の確認でトレードする銘柄を抽出し、日々の売買を行なっていました。その程度でも、そこそこの収益を上げることができました。

そこで調子に乗って、このブログを開設したという、今から思うとかなり恥ずかしいことをしたりしました。
それ以降の経緯は、このブログで述べてきた通りです。

そんなこんなで、いつの間にかシステムトレードなどという分野に進出したわけですが、その道程もけして平坦ではありませんでした。
特に、システムを開発するための道具、私の場合はエクセルですが、最初はワークシートにちょっとした関数を入力する、といった程度のことしかできませんでした。

今では何とか自前のシステムを作成し、運用することができるようになりましたが、必要は発明の母とはよく言ったものです。
こんな私ですら何とかなるのですから、システムの作成、特にエクセルを用いたシステムの作成に手こずっている方は、諦める必要はないと思います。

エクセルでシステムを作成する、などというと、非常に敷居が高く感じられる方もいらっしゃるかもしれませんが、そんなことはけしてありません。
ただ、そのための方法論がちょっと間違っているだけなのではないかと思います。

私も以前に、「システム作成講座」などというものを連載していましたが、今から考えると、何て分かり難い説明だろうと感じます。
具体的な関数なんかは、必要がなければ覚えられませんし、覚える必要もありません。

そこで、もう一度、このブログで何かお伝えすることはないかと考えています。近日中に、新たな「システム作成講座」を始める予定です。
エクセル初心者に絞った内容にするつもりですので、そうでない方はご容赦ください。

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コメント 2

たかとび

うおおおおお。。これはなんとありがたい。。
ものすごく楽しみにしてます。。
by たかとび (2011-02-01 19:32) 

Kフロー

ご期待に添えられるよう、頑張ります。

by Kフロー (2011-02-02 08:56) 

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