SSブログ

HYBRID W-ZERO3でファイル共有(2) [モバイル]

HB3で画像ファイルを閲覧する場合、通常は「画像とビデオ」という標準アプリケーションを用いることになります。
しかし、残念ながらこのアプリはネットワークには対応していません。

そこで、ネットワーク上の画像を見るためには、ネットワーク接続に対応した画像ビュアーを新たに導入する必要があります。その一つが、「Mind's Eyeファイルビューア」です。
これは、任意のフォルダにあるJPEGやBMP、PNGなどの画像を閲覧できるソフトで、もちろんネットワーク上の共有フォルダにも対応しています。

HB3のファイルエクスプローラーやGSFinderには、JPEG等の画像ファイルが関連付けられていないため、それらのファイルをタップするとエラーになるのですが、Mind's Eyeを関連付けることで、ファイルから直接画像を表示できるようになります。

関連付けの操作はGSFinderから行なえるのですが、Mind's Eyeのインストール直後は、その候補アプリにMind's Eyeが表示されないため、関連付けが行なえません。
実は、関連付けの検索範囲はWindowsフォルダやmicroSDに限られるのですが、Mind's Eyeのインストール先は通常Program Filesフォルダになるため、検索対象となりません。

いろいろと検討した結果、Program FilesフォルダにあるMind's Eyeの実行ファイルをWindowsフォルダにコピーし、その後再びGSFinderから関連付けを行なったところ、今度は無事に関連付けを行なうことができました。

一度関連付けを行なえば、それ以降はファイルエクスプローラーなどからも、直接画像ファイルを開くことができるようになります。
これは、続いてご説明する動画ファイルなどに関しても同様です。

様々なコーデックに対応したメディアプレーヤーはいろいろありますが、その中でフリーウェアとなると、現状は数えるほどしかありません。
そんな中、機能制限のないフリーウェアとしては、「The Core Pocket Media Player(TCPMP)」があります。

このアプリの導入につきましては様々な方法がありますが、一番行ないやすいのはTCPMPの日本語化にも携わったavi氏のサイトからの導入です。
TCPMPの使用方法等についても分かりやすく解説されていますので、詳細につきましてはそちらをご覧ください。

TCPMPでは実に様々なメディアファイルを再生することができますが、それらは全てオプションメニューの「各種設定」から関連付けを行なうことができます。
もちろん、JPEG等の画像ファイルも再生できますが、画像ファイルについては、専用アプリであるMind's Eyeの方が使い勝手が良いように思います。

関連付けを行なっておけば、以降はGSFinderやファイルエクスプローラーからファイルをタップするだけで、アプリを起動して実行することができます。
ただし、TCPMPにJPEG画像を関連付けると、私の環境ではエラーが発生することがありました。

また、HB3での動画再生はさすがに重く、パソコンでの再生を前提とした動画ファイルをそのまま見ることは、難しい場合が多々あります。
そこで、HB3での閲覧を前提に、動画ファイルを予め変換しておくと便利です。

そのために非常に重宝するのが、EncordWM(Outliner氏作)です。これは簡単な操作で、様々な動画ファイルを512kbpsのWMVファイルに変換してくれます。
512kbpsの動画ファイルであれば、HB3+無線LAN環境でもほとんどコマ落ちすることなく閲覧することができます。

もっとも、そのためにわざわざパソコンを立ち上げておくのも変な話ですので、通常は変換後のファイルをmicroSDに保存して、オフラインで見ることが多いのではないかと思います。
その際、ネットワーク接続を行なえばファイルのやり取りは容易ですし、何よりもActiveSyncの不具合の影響を受けません。

ちなみに、ActiveSync(USB経由)でパソコンと接続すると、接続終了後に長時間に渡ってW-SIM経由のメールが送受信できない、という不具合(仕様?)があります。
これをすぐに解消するためには、オンラインサインアップを行なって、W-SIMの内容を一度書き換える(上書きする)必要があります。

ActiveSyncは、メールや予定表などをパソコンと同期させるためには有用なのですが、単にファイルをコピーするだけなどの用途では、使用後にW-SIMを復帰させる手間が掛ってしまいます。
ネットワーク接続であればそのような不具合は生じませんので、ファイルのやり取りはもっぱらネットワーク経由で行なっています。

以上、昨日と今日の2回に渡って、HB3のファイル共有とマルチメディア再生環境について述べてきました。
いろいろと問題もあるHB3ですが、これだけの機能が月額3千円ほど(2年経過後はその半額)で手に入るのは非常に素晴らしいことです。

あとはバッテリー寿命とW-SIMの受信感度さえ改善されれば言うことはないのですが、まあ、バッテリーに関してはどうしてみようもありません。
あらゆる場面を想定して、予め備えておくくらいしかできないでしょう。

一方、受信感度に関しては、まだまだ改善の余地があるように思います。機会がありましたら、その辺りの検討を行なってみたいと思います。
前機種の京ぽんはまだ電波をキャッチできますので、遠出の際に両者の受信感度(アンテナ本数)を比較したりしていますが、やはり差は大きいようです。

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。