ギャップに惹かれる社会 [雑感]
人間は「ギャップ」に惹かれる生き物です。対象の影に、理想的な存在や想像し得る存在を見つけ、それと現実との違い、すなわちギャップに対して、感情を高ぶらせます。
あるいは、通常見えている姿と掛け離れた姿を見ると、そこに特別な感情を抱きやすくなります。
例えば、多くの人が北野武氏に惹かれるのは、お笑いの顔と映画監督の顔の間に、大きなギャップを感じるからでしょう。
その強烈な個性に、強い魅力を感じてしまうのだと思います。
もちろん、全ての人が好意的な感情を抱くわけではありません。反対に、強い嫌悪感を抱く人も、少なからず存在するでしょう。
そのような両極端の評価が存在するのもまた、ギャップの持つ作用だと考えます。それは、対象の持つどちらの側面に基準を置くかで、異なってくるはずです。
ギャップという言葉は、いろいろな言葉に置き換えることができます。乖離、意外性、・・・。これらの存在する対象に人々は熱狂し、様々なドラマが生まれます。
そして最近は、ギャップを意識的、積極的に利用しようといった動きが、増えてきているように感じます。
以前の芸能界では、アイドルは理想的な存在であり、けして素顔(本性)を見せないものでした。そして、そのような存在に憧れると共に、時折覗かせる素顔(ギャップ)に惹かれたものでした。
しかし、現在では素顔を積極的に公開することによって、常にギャップを見せ付ける場合が多いように思います。
最近、「トイレの神様」という曲がヒットしていますが、ご存知のように、これは亡くなったおばあちゃんへの想いを綴った歌です。
素晴らしい曲には違いないのですが、タイトルと内容とのギャップの大きさもまた、ヒットの要因の一つなのではないかと考えます。
株式市場においても、重要指標の発表に際し、事前コンセンサスに対するギャップが大きいほど、株価は大きく動きます。
また、テクニカルだけで考えた場合でも、平均に対する実際の株価のギャップ(乖離)が大きいと、株価はそれを縮める方向に大きく動く場合があります。
このように、非常に魅力的なギャップの存在ですが、このギャップの大きさは常に一定しているわけではありません。
ギャップの姿が認知されてくると、それは本来の姿に徐々に吸収されていきます。その結果、ギャップの持つ魅力は、徐々に失われていくことになります。
一方、世の中には、ギャップをほとんど持たないにも関わらず、常に第一線で活躍し、注目され続けている方も多く存在します。
私たちは、そのような方々にギャップを求めているわけではありません。そこには、恒久的、絶対的な魅力が存在します。
自身のギャップが縮小していった時に、それを再び拡大させたり、新たなギャップを見出したりする手法もありますが、絶対的な魅力を追求する手法もあるでしょう。
個人的には、後者のアプローチこそが王道なのではないかと思う次第です。
PS.今日の寄付きで日産を買い建てたのですが、明日の寄付きで早くも手仕舞いとなります。2回続けての最短保有で、しかも連敗になりそうです。
損失は大したことなさそうですが、それにしても疲れる相場です。
あるいは、通常見えている姿と掛け離れた姿を見ると、そこに特別な感情を抱きやすくなります。
例えば、多くの人が北野武氏に惹かれるのは、お笑いの顔と映画監督の顔の間に、大きなギャップを感じるからでしょう。
その強烈な個性に、強い魅力を感じてしまうのだと思います。
もちろん、全ての人が好意的な感情を抱くわけではありません。反対に、強い嫌悪感を抱く人も、少なからず存在するでしょう。
そのような両極端の評価が存在するのもまた、ギャップの持つ作用だと考えます。それは、対象の持つどちらの側面に基準を置くかで、異なってくるはずです。
ギャップという言葉は、いろいろな言葉に置き換えることができます。乖離、意外性、・・・。これらの存在する対象に人々は熱狂し、様々なドラマが生まれます。
そして最近は、ギャップを意識的、積極的に利用しようといった動きが、増えてきているように感じます。
以前の芸能界では、アイドルは理想的な存在であり、けして素顔(本性)を見せないものでした。そして、そのような存在に憧れると共に、時折覗かせる素顔(ギャップ)に惹かれたものでした。
しかし、現在では素顔を積極的に公開することによって、常にギャップを見せ付ける場合が多いように思います。
最近、「トイレの神様」という曲がヒットしていますが、ご存知のように、これは亡くなったおばあちゃんへの想いを綴った歌です。
素晴らしい曲には違いないのですが、タイトルと内容とのギャップの大きさもまた、ヒットの要因の一つなのではないかと考えます。
株式市場においても、重要指標の発表に際し、事前コンセンサスに対するギャップが大きいほど、株価は大きく動きます。
また、テクニカルだけで考えた場合でも、平均に対する実際の株価のギャップ(乖離)が大きいと、株価はそれを縮める方向に大きく動く場合があります。
このように、非常に魅力的なギャップの存在ですが、このギャップの大きさは常に一定しているわけではありません。
ギャップの姿が認知されてくると、それは本来の姿に徐々に吸収されていきます。その結果、ギャップの持つ魅力は、徐々に失われていくことになります。
一方、世の中には、ギャップをほとんど持たないにも関わらず、常に第一線で活躍し、注目され続けている方も多く存在します。
私たちは、そのような方々にギャップを求めているわけではありません。そこには、恒久的、絶対的な魅力が存在します。
自身のギャップが縮小していった時に、それを再び拡大させたり、新たなギャップを見出したりする手法もありますが、絶対的な魅力を追求する手法もあるでしょう。
個人的には、後者のアプローチこそが王道なのではないかと思う次第です。
PS.今日の寄付きで日産を買い建てたのですが、明日の寄付きで早くも手仕舞いとなります。2回続けての最短保有で、しかも連敗になりそうです。
損失は大したことなさそうですが、それにしても疲れる相場です。
モカさん、こんにちは。
nice!をいただき、ありがとうございます。
by Kフロー (2010-09-10 08:28)
最近システムトレーダーの方たちが結構苦戦されてますよね。。
日産は利益がでたのではないでしょうか?
by たかとび (2010-09-10 15:30)
たかとびさん、こんにちは。
日産買建は、僅かですが、プラスで手仕舞いできました(^_^;)
by Kフロー (2010-09-10 17:28)
おおお。。素晴らしいおめでとうございます。。
by たかとび (2010-09-10 19:40)