デフラグツールあれこれ [パソコン]
先日のコラムで、イーサネットの速度が上がらないのはファイルのフラグメント(断片化)が原因であると述べました。
そんなこともあって、いろいろなデフラグツールを試してみたのですが、それが元でちょっと問題が生じてしまいました。
試したツールは、Windows標準、JkDefrag、UltimateDefrag、Auslogics Disk Defragの4つです。デフラグによって生じた問題は結局解決することが出来たのですが、それについては後で述べたいと思います。
まずWindows標準のデフラグツールですが、こちらはXp版はグラフィカル表示があって使い易いのですが、VISTA版はグラフィカル表示はおろか、初期フラグメントやデフラグの進行状況すら分からず、極めて使い勝手の悪いものとなっています。
VISTA上でXp並みの表示や操作を行なうことができる方法があるのかどうかは分かりませんが、普通にデフラグを選択して実行する限りにおいては、そのような選択肢は見つかりません。
なお、コマンドプロンプトからデフラグを実行すれば、初期フラグメントの状況は分かりますが、それでも大きな問題があります。
それは、NTFSフォーマットの場合、フラグメントと認識できるのは64MB以下のファイルに限られる、ということです。
すなわち、それ以上の、例えば動画ファイルなどが断片化していても、ツールからはフラグメントはない、すなわちデフラグの必要なしと判定されてしまうのです。
最近は64MBを超える大きさのファイルは数多くあります。そのようなファイルの断片化が認識できないわけですから、これは使い勝手以前の問題であると言えそうです。
続いてJkDefragですが、これは使い勝手は良いものの、実行にやや時間が掛かるという課題があります。ディスク上の領域を長方形領域に展開して、ファイルの状態を表示しているため、Windows標準のデフラグツールより視認性に優れています。
また、64MBの制限もない(らしい)ため、断片化の状況を非常に詳しくレポートしてくれます。そのため、Windows標準のデフラグツールで断片化なしと判定されたドライブでも、かなりのフラグメントが見つかる場合があります。
なお、JkDefragをインストールするためには、管理者として実行する必要があります。
続いて、UltimateDefragですが、こちらはフラグメントの状況をディスクを模した円チャート上に表示するため、視認性は非常に優れています。
また、デフラグの方法も様々なものが用意されており、機能的にはほぼ申し分ありません。
その一方、最近は有償版に注力しているようで、無償版の入手に際しては何らかのトラブルが生じる場合があるようです。
そのため、開発元のサイトからではなく、それ以外の信用のおけるサイトからダウンロードした方が良いかもしれません。
実は、冒頭に掲げた問題は、このツールの実行中に生じています。このツールを実行して、途中でSTOPボタンを押したところ、Stoppingの表示から先に進まなくなり、仕方がないので終了を選択したら、何やら警告文が表示されて終了しました。
その内容は、「まだ処理中なので、今終了すると問題があるかもしれない」みたいなものだったと思います。
でも、他に手段はありませんので、終了を選択しましたが、その後再度立ち上げてデフラグを最後まで実行したところ、20%以上もフラグメントを残したまま、終了してしまいました。
その後、他のツールでもデフラグを試みましたが、どうしても断片化を解消できなくなってしまいました。
断片化しているファイルが巨大ファイルで、しかもそれがシステムで使用中ということで、デフラグを行なっても改善されないまま終了してしまいます。
そのファイルはシステム復元ファイル(System Volume Information)だったのですが、結局復元ポイントを削除することで問題を解決できました。
どうやら、UltimateDefragがSystem Volume Information領域を動かしてしまい、そのためにロックが掛かってしまったようです。
なお、UltimateDefragはVISTAの場合、管理者として実行する必要があります。普通に起動すると、フラグメントの解析もデフラグもできません。
管理者として実行するには、実行ファイルを右クリックして、「管理者として実行」を選択します。
最後にAuslogics Disk Defragですが、これは動作の軽さが特長です。非常に高速にデフラグが出来る反面、ファイルの再配置は行いません。
そのため、頻繁にファイルの書き換えを行なう場合は、再断片化が生じやすくなります。
ただし、ちょっとした断片化ならば、デフラグにほとんど時間が掛からないため、ファイル転送前にちょっとデフラグする、などといった使い方をすれば、トータルのファイルアクセス性能を向上させることができるかもしれません。
以上、今回はデフラグツールについて述べてみました。なお、デフラグはディスク上のファイルを直接操作するため、大きな危険を伴います。
危険性を十分に理解し、その対策(バックアップ等)を講じた上で利用することをお勧めします。
そんなこともあって、いろいろなデフラグツールを試してみたのですが、それが元でちょっと問題が生じてしまいました。
試したツールは、Windows標準、JkDefrag、UltimateDefrag、Auslogics Disk Defragの4つです。デフラグによって生じた問題は結局解決することが出来たのですが、それについては後で述べたいと思います。
まずWindows標準のデフラグツールですが、こちらはXp版はグラフィカル表示があって使い易いのですが、VISTA版はグラフィカル表示はおろか、初期フラグメントやデフラグの進行状況すら分からず、極めて使い勝手の悪いものとなっています。
VISTA上でXp並みの表示や操作を行なうことができる方法があるのかどうかは分かりませんが、普通にデフラグを選択して実行する限りにおいては、そのような選択肢は見つかりません。
なお、コマンドプロンプトからデフラグを実行すれば、初期フラグメントの状況は分かりますが、それでも大きな問題があります。
それは、NTFSフォーマットの場合、フラグメントと認識できるのは64MB以下のファイルに限られる、ということです。
すなわち、それ以上の、例えば動画ファイルなどが断片化していても、ツールからはフラグメントはない、すなわちデフラグの必要なしと判定されてしまうのです。
最近は64MBを超える大きさのファイルは数多くあります。そのようなファイルの断片化が認識できないわけですから、これは使い勝手以前の問題であると言えそうです。
続いてJkDefragですが、これは使い勝手は良いものの、実行にやや時間が掛かるという課題があります。ディスク上の領域を長方形領域に展開して、ファイルの状態を表示しているため、Windows標準のデフラグツールより視認性に優れています。
また、64MBの制限もない(らしい)ため、断片化の状況を非常に詳しくレポートしてくれます。そのため、Windows標準のデフラグツールで断片化なしと判定されたドライブでも、かなりのフラグメントが見つかる場合があります。
なお、JkDefragをインストールするためには、管理者として実行する必要があります。
続いて、UltimateDefragですが、こちらはフラグメントの状況をディスクを模した円チャート上に表示するため、視認性は非常に優れています。
また、デフラグの方法も様々なものが用意されており、機能的にはほぼ申し分ありません。
その一方、最近は有償版に注力しているようで、無償版の入手に際しては何らかのトラブルが生じる場合があるようです。
そのため、開発元のサイトからではなく、それ以外の信用のおけるサイトからダウンロードした方が良いかもしれません。
実は、冒頭に掲げた問題は、このツールの実行中に生じています。このツールを実行して、途中でSTOPボタンを押したところ、Stoppingの表示から先に進まなくなり、仕方がないので終了を選択したら、何やら警告文が表示されて終了しました。
その内容は、「まだ処理中なので、今終了すると問題があるかもしれない」みたいなものだったと思います。
でも、他に手段はありませんので、終了を選択しましたが、その後再度立ち上げてデフラグを最後まで実行したところ、20%以上もフラグメントを残したまま、終了してしまいました。
その後、他のツールでもデフラグを試みましたが、どうしても断片化を解消できなくなってしまいました。
断片化しているファイルが巨大ファイルで、しかもそれがシステムで使用中ということで、デフラグを行なっても改善されないまま終了してしまいます。
そのファイルはシステム復元ファイル(System Volume Information)だったのですが、結局復元ポイントを削除することで問題を解決できました。
どうやら、UltimateDefragがSystem Volume Information領域を動かしてしまい、そのためにロックが掛かってしまったようです。
なお、UltimateDefragはVISTAの場合、管理者として実行する必要があります。普通に起動すると、フラグメントの解析もデフラグもできません。
管理者として実行するには、実行ファイルを右クリックして、「管理者として実行」を選択します。
最後にAuslogics Disk Defragですが、これは動作の軽さが特長です。非常に高速にデフラグが出来る反面、ファイルの再配置は行いません。
そのため、頻繁にファイルの書き換えを行なう場合は、再断片化が生じやすくなります。
ただし、ちょっとした断片化ならば、デフラグにほとんど時間が掛からないため、ファイル転送前にちょっとデフラグする、などといった使い方をすれば、トータルのファイルアクセス性能を向上させることができるかもしれません。
以上、今回はデフラグツールについて述べてみました。なお、デフラグはディスク上のファイルを直接操作するため、大きな危険を伴います。
危険性を十分に理解し、その対策(バックアップ等)を講じた上で利用することをお勧めします。
早朝のおはようございます(^^
ご訪問&nice!、感謝でござる。
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9月15日(火曜日)の東京株式市場の後場は、日経平均底堅いものの上値重く小幅高。
<日経平均終値> 10,217.62 +15.56
コメント&クリック応援、大歓迎でござる(^^
また、拙者のブログに遊びに来てくだされ。
では、また。
by ぽんぽこデイトレーダー (2009-09-16 04:29)
ぽんぽこデイトレーダー さん、おはようございます。
nice!をいただきまして、ありがとうございます。
また寄らせていただきます。
by Kフロー (2009-09-16 08:50)