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今週の投資成績(10/20~10/24) [投資日記]

今週も、新システムの運用開始には至らず、トレードは行ないませんでした。株式市場を吹き荒れる大嵐は、止むどころかますます勢い付き、相変わらずエントリーの機会を逸しています。
株式市場は、まるで賽の河原状態です。ちょっと石を積んでは、赤鬼、青鬼がやって来て、一気に突き崩されます。

そんな中、現物保有のカッパクリエイトとゼンショーは、先週に引き続いて概ね好調な推移となっています。評価損益は、先週末とほとんど変わっていません。
NT倍率も、いつからか10倍を下回っており、国際優良株よりも内需株に投資家の嗜好が移ってきているのでしょう。特に、優待利回りが高いこれらの株式は、絶好の買い時と捉えられているようです。

システムについては、運用は見合わせているものの、監視は相変わらず続けているのですが、今のところ、大きなダメージは受けていないようです。
今回の株価急落は、これまで続いてきた下降トレンドの流れの中での出来事であり、売買シグナルも売り転換しやすい状況にありました。

そのため、一部の逆張りシステムを除く多くのシステムでは、早い段階で売り転換しており、大きな評価益となっています。
ただし、そこに至るまでの買い持ちにおいて、やや大きな損失を受けている場合もあり、トータルではそれほど大きな利益には結びついていないようです。

昨日のコラムでも述べましたように、単利運用時の資産カーブ(累計損益率)の検討を始めました。チャート的には、予想通り、直線性の高いものとなっていますが、それが最適パラメータの決定に際して、より有効になっているかどうかはまだ調査中です。

さて、今週の日経平均株価は、週初に上昇に転じたものの、週後半に売り込まれ、今日は一気に8,000円を割り込みました。
結局、バブル崩壊後最安値にあと40円余りまで接近して引けました。

日経平均株価は、先週末12.01%も下落し、昨年末比では50.03%のマイナスと、下落率は遂に50%を越えました。2007年7月9日に付けた直近最高値である18,261円からは、10,612円、率にして58.11%の下落です。

これが元に戻るためには、株価は2.4倍近く上昇しないといけません。これは、1年やそこらではほとんど絶望的な数字でしょう。
一時は、日経平均株価2万円回復は近い、などと言われていたのですが、もはや遠い昔の話になってしまいました。

このところ、トレンド予報は休止していますが、先週示しました下降トレンド1の急峻な下げが、結果的には当て嵌まってしまいました。
まさかそこまでは下げないだろうと信じたかったのですが、下降トレンド1における週末時点の値である8,008円を、いとも簡単に下回ってしまいました。

以下に、10月24日基準日のトレンドラインとチャネルライン、そして日経平均の平均保有株価を示しますが、基本的なトレンドは先週末時点からほとんど変わっていません。

いつまでも下がり続ける株はないと言われますが、ちょっと底が見えない状況です。しかし、日本を代表する大企業の利益剰余金が、時価総額よりも大きいなどという異常事態は、そう長くは続かないだろうと思います。
システムトレード_トレンドライン_Trend1001_A14a.JPG
システムトレード_チャネルライン_Channel1001_A14a.JPG
システムトレード_平均保有株価_avem1001_96a.JPG
今週は先週に引き続き、たった3本のトレンドのみとなっています。相変わらず、上昇トレンド7はほとんど機能していませんので、実質的には直近下降トレンド1と中長期下降トレンド8のみということになります。

各トレンドの安定指数は、トレンド1が4.57、トレンド7が1.94、そしてトレンド8が3.71となっています。いずれの値も、先週末よりも減少していますが、トレンド1に関してはトレンドが生じている期間が伸びた分、より安定していると考えられます。

平均保有株価を見ますと、日経平均株価は相変わらず短期平均保有株価-2δラインに絡んで推移しています。
これは、株式を短期保有していた人のほとんどが、株を手放していることを示しています。

同じ数だけ新たな買い手が入っているのでしょうが、結局持ちきれずに損切りを繰り返しているものと思われます。
このラインから反発に転じられるかが、今後の相場を占う上での重要な鍵になるでしょう。

今週も占いは控えますが、先週同様、一応の目安として、下降トレンド1と下降チャネル1の来週初め及び来週末時点における値を示します。
下降トレンド1は月曜日が8,661円で金曜日が7,864円、下降チャネル1は月曜日が6,655円で金曜日が5,859円となっています。

もっとも、これらは値幅での値となっています。株価がここまで下がってきますと、値幅よりも増減率で考えた方が適切ではないかと思います。
そうした場合、上記の数字よりも緩やかな推移になるのではないかと考えますが、現時点においてはトレンド設定システムが対応していないため、具体的な水準は分かりません。
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