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今週の投資成績(9/8~9/12) [投資日記]

今週のトレード結果を以下に示します。なお、銘柄名や建て玉数は伏せさせていただきます。また、確定損益率には金利・手数料を含んでいます。
保有中の銘柄は評価損益率(金利・手数料含まず)、それ以外の銘柄は確定損益率です。これらは建値に対する損益率であり、総資産に対する損益率ではありません。

 システム      銘柄      トレード期間               損益率
 順張りドテン売り   G   2008年7月29日~2008年9月8日     +13.62%(-2.28p)
 逆張り2ドテン買い  H   2008年8月4日~2008年9月8日     -12.24%(+6.15p)
 逆張り1ドテン売り  I    2008年8月6日~2008年9月8日     +17.36%(-2.04p)
 順張りドテン売り   F   2008年9月2日~2008年9月8日     +0.45%(+0.02p)

先週お伝えしました通り、今週月曜日の寄付きで、運用中のシステムは全て手仕舞いいたしました。先週末のNYダウが大幅高となったことを受けて、多くの銘柄が買い気配スタートとなりましたが、幸運なことに、売り建てていた3銘柄はすぐに寄付き、買い建てていた銘柄Hは大幅上昇で寄付きました。

その結果、売り建て銘柄を最高のタイミングで手仕舞うことができました(これはシステムではなく裁量ということになりますが)。
また、買い建てていた銘柄Hは寄付きから更に上昇し、最後はストップ高で引けましたが、まあ、それは仕方がないでしょう。

これらのシステムを運用してきた結果、トータルとしては損失となりましたが、その大部分は金利・手数料でした。
しかし、結果的に利益が上がらなかったことには違いありません。

この最大の原因は、システムの安定性にあったわけですが、長い間、安定なシステムと不安定なシステムとの違いが分かりませんでした。
作成したシステムは、その時点では優れた性能を示していたのですが、運用を続けるうちに、あるシステムは機能し続け、あるシステムは機能しなくなってきたわけです。

全く同じ方法でシステムを設計したにも拘らず、結果的に運用実績に大きな差が生じてしまう。それは、明らかに不適切なパラメータを設定していたということです。
すなわち、パラメータの設定方法に問題がある可能性が高いと考えられます。

少なくとも、フォワードテストで資産カーブが右肩上がりになるようなシステムでなければならないわけですが、これまで運用してきたシステムは、必ずしもそうではありませんでした。

それでも、システムが機能しなくなったら再最適化を行い、継続運用していけば良いと考えていたのですが、動的システムの寿命に関する検討を続ける内に、その方法ではうまく行かないことが明確になってきました。

その後の経緯は既にお伝えしている通りですが、今後運用を行うシステムは、KFインデックスで最適化を行なったものとなります。
これらが、目論見通りに右肩上がりの資産カーブを描いてくれることに期待します。

なお、来週中には新しいシステムの運用を開始したいと考えていますが、運用候補は決まったものの、マネーマネジメントの部分がまだ固まっていません。
それ以外にも、システムの堅牢性の確認が残っており、場合によっては、運用開始は再来週にずれ込むかもしれません。

さて、KFインデックスですが、パラメータが小さい領域で値が性能以上に増幅されてしまう傾向があることは、昨日のコラムで述べた通りです。
その対策として、パラメータ範囲を制限する方法について考えてきました。

しかし、トレード数や平均損益率でフィルタリングすることは、それなりに意味があるのですが、パラメータ範囲を制限するとなると、そこに合理的な理由を見出すことは難しいように思えます。
本来であれば、望ましくない性能を見極め、その影響を取り除くことが本質なのですが、単にパラメータ範囲を制限してしまうと、望ましい性能まで一緒に除外してしまう可能性があります。

そこで、ちょっと考え方を変え、フィルタリングしてばっさりと切り捨てるのではなく、パラメータ依存性の大きいある種の指標をKFインデックスに乗じることで、好ましくないパラメータにおける値を、相対的に小さくする方法を検討しています。

今のところ、良好な結果が得られつつありますが、最終的な結論が得られましたら、ご報告したいと思います。

続いて、今週の日経平均ですが、相変わらずNY発の荒波にもみくちゃにされています。月曜日こそ大幅高となったものの、その後は下落傾向が続いています。
日経平均は先週末比ほとんど変わらずという結果でしたが、心理的には大きく下げたような感覚です。

先週末時点のトレンド予報は、大当たりでした。月曜日の上昇では上値目処とした12,660円を超えることができず、結局そこが天井でした。
トレンド的には完全に下降トレンドとなっているように見えます。

以下に9月12日基準日のトレンドラインとチャネルラインを示します。また、合わせて日経平均の平均保有株価を示します。
システムトレード_トレンドライン_Trend1001_A08b.JPG
システムトレード_チャネルライン_Channel1001_A08b.JPG
システムトレード_平均保有株価_avem1001_90b.JPG
今週は、下降トレンド1が吸収されて消滅し、直近には新たな下降トレンド4が発生しました。先週に引き続き、下降トレンドのオンパレードとなり、4段下げの様相を呈してきました。
もっとも、トレンド4は近い内にトレンド6に吸収されるでしょうから、実際には3段下げということになるかと思います(トレンド8は考慮していません)。

各トレンドの安定指数は、トレンド5が3.11、トレンド6が2.85、トレンド7が2.32、トレンド8が3.66、トレンド9が3.46、そしてトレンド4が2.71となっています。

平均保有株価では、遂に、出来高加重平均と長期平均保有株価とがデッドクロスしました。それ以外には目立った動きはありませんが、日経平均の短期平均保有株価との乖離を見ると、まだまだ下値には余裕がありそうです。

来週は、判断が難しい状況となりそうですが、上昇に転じる要因は見られません。NY市場が連日大幅高にでもなれば別でしょうが、そうでなければ、このまま下降トレンドが継続するものと思われます。

トレンド9とチャネル9のレンジでは広すぎますので、トレンド5とチャネル5のレンジで推移するのではないかと考えます。
もちろん、このレンジが破られれば、その外側のレンジまで考える必要があります。

以上を踏まえた上で、来週末時点における日経平均株価の上値目処を推察すると、下降トレンド5が抑える12,440円程度と考えます。
また、来週末時点における日経平均株価の下値目処は、下降チャネル5が支持する11,800円程度になるのではないかと考えます。

最後に、「予報」を一言。

「来週末時点における日経平均株価の上値目処は12,440円程度、下値目処は11,800円程度になるでしょう。」

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