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プリントサーバーの導入 [パソコン]

2TBのNASと同容量の増設ドライブの導入によって、それまで使用していた250GBのLANDISK(IOデータ製NAS:HDL-250U)は、利用機会がほとんどなくなってしまいました。
しかし、先日何気なく同製品のマニュアルを眺めていたところ、同製品にはプリントサーバー機能が備わっていることを、恥ずかしながらその時初めて知りました。

ウチにあるプリンタは、すでに旧式となって久しいCANON PIXUS iP7100なのですが、主な用途が年賀状と確定申告書の印刷のみということもあって、居間に放置してあります。
プリンタを使用する時は、嫁のノートパソコンにつないで、そこから印刷指示を出していました。

先日、嫁がパソコンを買い換えたこともあって、プリンタもできればLAN対応品に買い換えた方が良いかなと思っていたのですが、別に印刷品質に不満があるわけでなし、データの転送やUSBの接続という面倒を我慢すれば、このままでも構わないという気持ちもありました。

もちろん、プリントサーバーの導入も考えたことがありましたが、けして安くないそれらの製品を新たに購入するよりは、LAN対応プリンタを新たに購入した方が、コストパフォーマンスが高いであろうことは明らかです。

そんな折、今まで使用していたLANDISKにプリントサーバー機能が備わっていることを発見し、これは使わない手はないと思い立ちました。
ウチには現在稼働中のパソコンが5台ありますが、そのいずれからでも印刷指示が出せれば、これほど便利なことはありません。

ということで、早速プリントサーバーの設定に取り掛かったのですが、これが例によって、悪戦苦闘の連続でした。
ちなみに、LANDISKそのものは既に全てのパソコンからアクセスできる状態にありましたので、これにデバイスドライバを導入するだけで良いはずでした。

しかし、それが実は大きな困難を伴うものでした。

最大の問題は、iP7100がWindows Xp時代の製品ということであり、CANONサイトから入手できるデバイスドライバが、Xpまでにしか対応していないことです。
ウチには32bitのXpが2台、32bitのVISTAが1台、32bitの7が1台、そして64bitの7が1台あり、これら4種類のOS分のデバイスドライバを用意する必要があります。

まず、Xpパソコンについてですが、そのパソコンからLANDISKのlpフォルダをダブルクリックした後、デバイスドライバの導入を促すメッセージに従って、表示されるリストの中からiP7100を選択すれば良いかと思いきや、リストにiP7100の表示がありません。

ただ、Xp用のドライバはCANONサイトから入手できますので、それを適当なフォルダに展開した後、前述の選択画面でディスク使用を選択し、そのフォルダの中のinfファイルを指定することで、LANDISKにドライバをインストールすることができました。

このように、デバイスドライバをファイルとして入手できれば全く問題ないのですが、iP7100の場合、VISTA以降ではWindows Updateからしかドライバを入手できなくなっています。
これは、目的のパソコンにプリンタをUSB接続すると、自動的にドライバをダウンロードし、インストールするというものです。

もちろん、ドライバ導入時のリストにiP7100の名前があれば、それを選択実行することでLANDISKにデバイスドライバをインストールできます。
実は、VISTAの場合は、選択リストにiP7100が存在したため、特に面倒もなくプリントサーバーに登録することができました。

しかし、7の場合は選択リストにiP7100の名前が見当たりません。また、スタンドアロンでインストール可能なドライバファイルの入手もできません。
ドライバがインストールされるのはあくまでパソコン本体であり、そのままではプリントサーバーにインストールできません(私が知らないだけで、方法はあるのかもしれませんが)。

仕方がないので、取り敢えず居間にある嫁のVAIO Fをプリンタに接続し、デバイスドライバをインストールしました。
最悪、居間では従来通り、USB接続でプリンタを使用するしかないかなと。

その後、導入済みのドライバに対するアップデートファイルを、CANONサイトからダウンロードして実行した後、念のため、もう一度LANDISKにつないでみました。
すると、何ということでしょう!それまで選択リストにはなかったiP7100の文字が、あるではありませんか。

それを選択し、実行したところ、無事LANDISKに64bit7用ドライバを導入することができました。残るは32bit7用ドライバの導入のみです。
やり方は分かりましたので、後は実行あるのみです。

居間のプリンタを仕事場に運び、32bit7マシンにUSBで接続してドライバをインストールします。続いて、アップデートファイルを実行し、ドライバを最新状態にします。
プリンタをLANDISKにつなぎ直した後、前記パソコンからLANDISKにアクセスし、lpフォルダを開くと、ドライバ選択リストの中にiP7100が追加されています。

それを選択実行することで、ようやく全てのパソコンをプリントサーバー(LANDISK)に登録することができました。
後は(実際には途中途中で)、どのパソコンからでも印刷ができることを確認し、ようやく全ての作業が完了しました。

双方向通信の可否など、今後確認すべき事項はありますが、何にせよ、これでLAN対応プリンタとほぼ同じ環境が実現できました。
LANDISKも新たな用途を見つけることができ、めでたしめでたしと言ったところです。

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