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日本の原発事情 [雑感]

各電力会社の本社所在地と、そこに最も近い管轄原発との凡その直線距離を調べてみました。
距離の測定は、パソコンモニタ上で行なっているため、10~20km程度の誤差があるかもしれません。また、地形的な影響は一切考慮していません。

 電力会社   本社   原発   距離
 北海道電力  札幌   泊    約 70km
 東北電力   仙台   女川   約 60km
 東京電力   東京   刈羽   約220km
 中部電力   名古屋  浜岡   約120km
 北陸電力   富山   志賀   約 60km
 関西電力   大阪   高浜   約 90km
 中国電力   広島   島根   約140km
 四国電力   高松   伊方   約 80km
 九州電力   福岡   玄海   約 50km

これを見ると、大都市圏に本社を置く電力会社ほど、原発との距離が離れていることが分かります。もちろん、地理的な要件や、政治的な背景が大きいのでしょうが、興味深い傾向です。
なお、東京電力以外は、いずれも電力会社の管轄地域内に原発があります。

東日本大震災では、幸いなことに東北電力管轄の女川原発には、大きな事故は起こりませんでした。もしも、福島第一原発のような事故が起きていたら、本社が近かっただけにどのような対応を取っただろうかと思います。

自分や自分の家族に危険が及ぶ可能性が高ければ、それを回避するために、真剣に対策に取り組むことでしょう。
一方、その危険が及ばない地域に住んでいる人は、例え当事者であっても、果たしてどこまで真剣になることでしょう。

現場で事故処理にあたっている人たちの心情は、いかほどのものでしょう。自らの身を危険に曝しながら、自分の家族や周辺住民の安全、さらには日本の将来を背負って対策にあたっているはずです。その真剣さの足元にも及ばない安全圏の人々が、やたらと目に付いてしまいます。

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