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システムトレードに必要なもの [システム作成講座]

システムトレードを行なうに当たって、必要なものは何でしょう?

もちろん、トレードに掛ける情熱と努力(そして資金)が第一義であることは間違いありませんが、それだけでは精神論で終わってしまいます。
また、トレードに関する様々な知識や技能の修得も大前提ですが、それを如何にして実際のトレードに落とし込むかは、また別の問題となります。

トレードに関するアイデアは、自分で考えるか、様々な書籍やサイト、セミナーなどからヒントを掴むしかありません。
あるいは、資金力が豊富であるか、人間関係が良好であれば、第三者から重要な情報を入手することができるかもしれません。

トレードのアイデアを他人任せにし、その結果のみを享受しようとする人もいるかもしれませんが、それを運用し続けるためには、トレードに対する深い洞察力が必要となります。
それなしに他人のトレードのただ乗りを繰り返していくと、いつしかシステム難民と化してしまう恐れがあります。

さて、このようにトレードのアイデアそのものは、最終的には自分自身で考えていかなければいけないのですが、そのアイデアが実際に通用するかどうかを確認するためには、そのトレード手法を評価する手段が必要になります。
その評価手段を客観化・普遍化したものが、システムトレードであると言えます。

これは、トレードアイデアとは異なり客観的・普遍的なものですから、原則として、あるアイデアに対応する評価結果は一通りしかありません。
もちろん、評価条件やさまざまな誤差などによって、結果に若干の違いが生じる場合もあるでしょうが、本質的には1対1の関係です。

しかし、トレードアイデアを評価する手法(システム)は、無限に存在することになります。これをトレーディングシステムと呼ぶことにします。
厳密には、「トレーディングシステム=評価手法」ではないのですが、ここではそのような前提で話を進めます。

では、トレーディングシステムを作成するには、何が必要となるでしょう?

実は、「記録が残るものなら何でもよい」が答えとなります。極端に言えば、紙と鉛筆だけでも良いですし、記憶力に自信のある人ならば、「脳みそ」だけでも良いかもしれません。
しかし、効率と正確性(信頼性)を考えると、やはりコンピュータアプリケーションに頼らざるを得ません。

その中には、市販のトレーディングシステムのように、基本的な枠組みが提供されていて、簡単な条件設定や簡易言語だけでトレードアイデアを評価できるものもありますし、Cなどのプログラム言語のように、自分でプログラムを書いて評価するものもあります。

そんな中で、エクセルなどの表計算ソフトは、時系列データの扱いが容易であることなどから、トレーディングシステムの作成に適しています。
高度なシステムを構築するには、かなりの労力を必要としますが、トレードアイデアを検証する程度であれば、比較的簡単に実行することができます。

次回以降は、エクセルを用いたトレーディングシステムを作成する方法について、順次考えていきたいと思います。

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