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明日再び参戦す [システムトレード]

なんか、皆さん苦戦されているようですね。私はと言いますと、システムの方は先月末からキャッシュポジションが続いているのですが、優待目的長期保有の現物株が、権利落ち以降ズルズルと下げ続けております。

そんな私のところにも、今日、ついに召集令状が届きました。明日の寄付きで、日産自動車を買建てとなります。
裁量で判断すれば、ここは絶対に買いではないと思うのですが、システムが「買え!」と言っている以上、仕方がありません。

平均保有株価でみると、日経平均株価9,800円辺りが当面の天井だと思われるのですが、今日の終値からあと100円ほどしかありません。
また、為替も急激にドル安方向に動いています。

日産そのものの株価は、昨日まで高値圏で推移してきましたが、今日の下落でその動きにも陰りが見えてきています。
エコカー補助金の廃止による販売台数の減少など、ファンダメンタル的にはネガティブな要素が満載です。

ここからもう一段の高値追及というのは、普通では考え難いストーリーなのではないでしょうか?心情的には、もう少し下がるのを待ちたいところですが、もちろんシステム通りに明日の寄付きで買建てます。

ただ、唯一の追い風としては、日銀の金融緩和によって、良くも悪くも日経平均株価が出来高を伴って上昇していることです。
これが、長中期投資主体の動きであれば、日経平均株価が9,800円の上を目指す可能性もあり得ます。

そうなれば、日産自動車の株価も、年初来高値の更新を目指す動きになるかもしれません。しかし、これはあくまで期待(願望)に過ぎません。
そもそも、システムトレードである限り、運用開始後はどんな理由があれども、システム通りに売買しなければいけません。

システム開発段階ならともかく、運用途中において株価の騰落を予想したり、その理由を考えたりすることは無意味です。
ただし、運用と並行して別のシステムを開発したり、運用中のシステムを定期的に見直す戦略を採る場合は、その限りではありません。

一般的なシステムトレーダーの場合は、圧倒的に後者の方が多いのでしょうが、その判断が現行のシステム運用に影響を与えないよう、注意する必要があるのではないかと思います。
これは意見の分かれるところでしょうが、私は裁量判断は一切行わないよう留意しています。

その代わりに、裁量判断をしたくなるような状況になるべく陥らないよう、システムを設計したり、資金管理を行なったりしています。
現在運用中の正逆合成システムは、長期に渡ってポジションを持ったり、大幅な評価損となったりしないよう、「自然に」手仕舞いシグナルを出してくれます。

そのため、不利な状況でのエントリーであっても、比較的安心して運用することができています。ただ、このことが逆に収益機会を損なう場合があるため、精神に与える影響度合いはあまり変わらないかもしれません。
それでも、逸失利益(機会損失)は絵に描いた餅に過ぎないと、自分に言い聞かせています。

今回の参入は、売りポジションを持った逆システムが、損切りドテンとなったために、買いポジションを持った正システムと合致して、新規買いになったことによります。
正システムは大きな評価益となっていますので、これが売りに転じるにはかなりの下落が必要かもしれません。

そう考えると、今回のエントリーは、当システム運用開始後の最大ドローダウンを、更新してしまう危険性があります。
それでも、システムを信じて参戦するしかありません。


PS.今年のノーベル化学賞に、「触媒反応開発」の業績に対して、北海道大の鈴木章名誉教授と米パデュー大の根岸英一教授ら3人が決まったようです。

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Kフロー

MLPGさん、はじめまして。
nice!をいただき、ありがとうございます。

by Kフロー (2011-08-12 08:36) 

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