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リスク考 [雑感]

これは私だけかもしれませんが、年を取ると、どうもリスクに過敏になってしまうようです。もっとも、これはトレードに関しての話ではなく、普段の生活においてのことです。
まあ、リスク過敏などと言うとちょっと格好いい感じもしますが、そんなものではなく、単に臆病になっているだけなのです。

それが最も顕著に現れるのは、ブログです。かなり以前から当ブログをご覧いただいている方々は、お感じのことかと思いますが、Kフロー株式トレード研究所を立ち上げる以前は、かなり過激な発言もあったかもしれません。

しかし、同研究所を立ち上げた以降は、文章も「ですます」調に改め、特に社会問題に関しては、できるだけ取り上げないようにしてきました。
まあ、これは研究所サイトで素性を明かしている関係上、ヘタなことをして反感を買わないようにという、臆病者の心理以外の何ものでもありません。

ブログなどでは一般に匿名性があるが故に、ついつい過激な発言をしがちになってしまいますが、その結果、要らぬ反感を買ってしまうかもしれません。
もっとひどくなると、いわゆる祭りの対象となり、炎上してしまいます。それだけで収まればまだいいのですが、それが原因で、社会的、精神的、経済的な損害を被ることもあるでしょう。

そう考えると、私のような小心かつ臆病な者は、コラムのテーマは元より、言葉遣いまで慎重に吟味しながら、活動を続けていかなければなりません。
その結果、当たり障りのない内容が多くなっているのかもしれません。

さて、匿名性を保ったブロガーの方が、過激な発言をするのは、心情的に理解できます。その人にとっては、匿名というフィルターがあることによって、リスクを過小に評価しているのでしょう。
その結果、高い自己満足や訪問者増というリターンを得るために、過激な発言に走るのかもしれません。

当人にとってみれば、リスクリワードレシオは十分に大きいと感じているのでしょうし、そのことが過剰なリスクを取らせるのだと思います。
しかし、そのリスクは匿名性の破綻によって、いともたやすく増大するのです。

一方、素性が明らかなブロガーの場合はどうでしょう。中には一部の芸能人のように、あまりにも不用意な発言によって、自らリスクを拡大させる事例もありますが、多くの場合は、リスクリワードレシオを慎重に見極めているように感じます。

彼らと一般人との大きな違いは、ブログによって得られるリターンが比較的大きいということです。それは、自らの仕事に直結するでしょうし、ブログの訪問者が増えれば、本業にもプラスのリターンがあるかもしれません。

すなわち、リスクリワードレシオのリワード部分が大きい分、それだけリスクを余計に取れるのかもしれません。
また、著名人であれば、リスクの一部を当人の協力者や賛同者が引き受けてくれることもあるでしょう。

ある経済学者の方のブログでも、結構過激な発言が目立つのですが、ひょっとしたらその方は、反論コメントを集めて経済学的に分析し、著作の材料にしようとしているのかもしれません。
まあ、それは私の考え過ぎだとは思います。

ブログに限らず、一般社会においても、過剰なリスクを取っている例をよく目にします。例えば、自動車運転における無理な追い越しや幅寄せ、信号無視。
端から見れば、ほんのちっぽけなリターンを得るために、明らかに過剰なリスクを犯しているのですが、当人にしてみれば、そのようには感じないのでしょう。

しかし、いずれはそのリスクは現実のものとなって当人に襲い掛かるでしょうし、そうならないにしても、それらの行為を目撃した人たちからは、怒りや恨み、蔑みといった負のエネルギー(念)を浴びせられることでしょう。

私は必ずしも神仏や心霊、超常現象の肯定者ではありませんが、そのような念を受け続けた人の生涯がどのようになるのか、非常に興味深いところです。
まあ、仮に現世では大過なく天寿を全うできたとしても、来世がどうなるかは分かりませんね(くどいようですが、私は必ずしも神仏や心霊、超常現象の肯定者ではありません)。

以上、今日はちょっとリスクを取りすぎたかもしれません(笑)

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