携帯型音楽プレイヤーをUSB給電で駆動する [家電]
かなり以前、車の中で音楽を聞くためにGREEN HOUSEのKanaDという携帯型音楽プレイヤーを購入したのですが、一昨年暮れに買い換えたワゴンRにCD-MDデッキが付いていたため、これまで完全にお蔵入りになっていました。
仕事中にはジャンクで購入したミニコンポでCDなどを聞いているのですが、ちょっと思い立って、ミニコンポのアナログ入力にKanaDをつなぎ、聞いてみることにしました。
KanaDには1GB分の音楽データが保存できるので、よく聞く音楽を取り込んでおけば、CDをいちいち交換する必要がなく便利です。
もちろん、パソコン上で音楽を再生すれば同じことなのですが、やはりパソコンではそれなりの音しか出ないことや、操作性の問題、さらには余計な負荷を掛けたくないなどの理由で、専用のミニコンポで奏でた方が良いと考えました。
KanaDは基本的に単4電池1本で動くのですが、電池寿命は7～8時間程度しかありません。いくら電池が100円ショップで安く買えるとは言っても、ほぼ毎日電池を交換するのは明らかに不経済です。
KanaDに限らず、この手の音楽プレイヤーにはUSB端子が付いていて、データを転送できる仕組みになっているのですが、その際、電源供給はUSBから成されます。
すなわち、USBにつなぎながら音楽を再生させれば、高価な電池を使う必要はありません。ところが、事はそう単純ではありません。
KanaDをUSBに接続すると、音楽再生モードにすることはできず、必ずデータ転送モードになってしまいます。そのままでは、USBを電源供給に用いることができないわけです。
しかし、USBから電力が供給されるのは事実ですから、何とかそれを生かしたいところです。ひょっとして、データを送れないようにすれば、USBで給電しながら音楽を再生できるのではないかと考えました。
結果はビンゴでした。以前、携帯電話用に購入した5VのACアダプタにUSBケーブルをつなぎ、それをKanaDのUSB端子に接続したところ、給電しながら音楽再生することができました。
ただし、KanaDのスイッチを切っても再度スイッチが入ってしまいます。でも、それ以外は正常に機能しています。
スイッチが切れないことが気になるならば、スイッチ付きの電源タップを購入すれば良いでしょう。もっとも、KanaDの消費電力はごくわずかですので、電源をつなぎっ放しにしても問題ないと思います。
ただ、超小型の携帯型音楽プレイヤーに、わざわざACアダプタをつなぐのもどうかなと言う気がします。できればパソコンのUSB端子につないで使いたいところです。
そこで、100円ショップでUSB延長ケーブルを購入し、そのデータ線をカットして電源供給専用ケーブルを作製することにしました。
そうは言いましても、ケーブルを途中で切断してそれを再接続するのは大変ですし、見栄えも良くありません。
そこで、延長ケーブルのデータ用端子を切除することにいたしました。
延長ケーブルのメス側端子はバネ式になっていますので、データ用端子部分（真ん中の2端子）を伸ばして先端部分を切除し、データ信号が伝わらないようにします。
なお、4端子の内、外側の2端子は電力供給用ですので、それには手を触れないようにします。
データ端子の切除は、精密ドライバーやラジオペンチを使って力ずくで行ないました。本当はそれらを根元から切除できれば良かったのですが、手持ちの工具ではできなかったため、先端部分のみを切除して残りを端子の収まっていた溝に押し込み、データが伝わらないようにしました。
その結果は期待通りでした。パソコンのUSB端子に上記延長ケーブルをつなぎ、それをKanaDに接続したところ、USBから給電しながら音楽を再生できました。
スイッチが切れないという問題はありますが、まあ一般のパソコン用USB機器でも同じことですので、あまり気にしていません。
むしろ、電池駆動の場合は、一時停止を行うとすぐに電源が切れる仕様になっていたため、かなり不便だったのですが、USB給電では一時停止の状態をいつまでも保持してくれます。
食事のために長く席を外すような場合、直前の状態を保持してくれますので非常に便利です。
なお、これはあくまでKanaDという携帯型音楽プレイヤーで有効な方法ですが、同様にUSB端子を有する音楽プレイヤーでも通用するかもしれません。
それについては、あくまで自己責任でご確認ください。もちろん、KanaDであっても同様です。
ちなみに、以前車の中で聞いていた時は、KanaDをFMトランスミッターにつないでいたのですが、よくよく考えてみると、それには給電用のUSB端子が付いていました。
ということは、わざわざKanaDを電池駆動する必要はなかったことになります。何ともったいないことでしょう。
仕事中にはジャンクで購入したミニコンポでCDなどを聞いているのですが、ちょっと思い立って、ミニコンポのアナログ入力にKanaDをつなぎ、聞いてみることにしました。
KanaDには1GB分の音楽データが保存できるので、よく聞く音楽を取り込んでおけば、CDをいちいち交換する必要がなく便利です。
もちろん、パソコン上で音楽を再生すれば同じことなのですが、やはりパソコンではそれなりの音しか出ないことや、操作性の問題、さらには余計な負荷を掛けたくないなどの理由で、専用のミニコンポで奏でた方が良いと考えました。
KanaDは基本的に単4電池1本で動くのですが、電池寿命は7～8時間程度しかありません。いくら電池が100円ショップで安く買えるとは言っても、ほぼ毎日電池を交換するのは明らかに不経済です。
KanaDに限らず、この手の音楽プレイヤーにはUSB端子が付いていて、データを転送できる仕組みになっているのですが、その際、電源供給はUSBから成されます。
すなわち、USBにつなぎながら音楽を再生させれば、高価な電池を使う必要はありません。ところが、事はそう単純ではありません。
KanaDをUSBに接続すると、音楽再生モードにすることはできず、必ずデータ転送モードになってしまいます。そのままでは、USBを電源供給に用いることができないわけです。
しかし、USBから電力が供給されるのは事実ですから、何とかそれを生かしたいところです。ひょっとして、データを送れないようにすれば、USBで給電しながら音楽を再生できるのではないかと考えました。
結果はビンゴでした。以前、携帯電話用に購入した5VのACアダプタにUSBケーブルをつなぎ、それをKanaDのUSB端子に接続したところ、給電しながら音楽再生することができました。
ただし、KanaDのスイッチを切っても再度スイッチが入ってしまいます。でも、それ以外は正常に機能しています。
スイッチが切れないことが気になるならば、スイッチ付きの電源タップを購入すれば良いでしょう。もっとも、KanaDの消費電力はごくわずかですので、電源をつなぎっ放しにしても問題ないと思います。
ただ、超小型の携帯型音楽プレイヤーに、わざわざACアダプタをつなぐのもどうかなと言う気がします。できればパソコンのUSB端子につないで使いたいところです。
そこで、100円ショップでUSB延長ケーブルを購入し、そのデータ線をカットして電源供給専用ケーブルを作製することにしました。
そうは言いましても、ケーブルを途中で切断してそれを再接続するのは大変ですし、見栄えも良くありません。
そこで、延長ケーブルのデータ用端子を切除することにいたしました。
延長ケーブルのメス側端子はバネ式になっていますので、データ用端子部分（真ん中の2端子）を伸ばして先端部分を切除し、データ信号が伝わらないようにします。
なお、4端子の内、外側の2端子は電力供給用ですので、それには手を触れないようにします。
データ端子の切除は、精密ドライバーやラジオペンチを使って力ずくで行ないました。本当はそれらを根元から切除できれば良かったのですが、手持ちの工具ではできなかったため、先端部分のみを切除して残りを端子の収まっていた溝に押し込み、データが伝わらないようにしました。
その結果は期待通りでした。パソコンのUSB端子に上記延長ケーブルをつなぎ、それをKanaDに接続したところ、USBから給電しながら音楽を再生できました。
スイッチが切れないという問題はありますが、まあ一般のパソコン用USB機器でも同じことですので、あまり気にしていません。
むしろ、電池駆動の場合は、一時停止を行うとすぐに電源が切れる仕様になっていたため、かなり不便だったのですが、USB給電では一時停止の状態をいつまでも保持してくれます。
食事のために長く席を外すような場合、直前の状態を保持してくれますので非常に便利です。
なお、これはあくまでKanaDという携帯型音楽プレイヤーで有効な方法ですが、同様にUSB端子を有する音楽プレイヤーでも通用するかもしれません。
それについては、あくまで自己責任でご確認ください。もちろん、KanaDであっても同様です。
ちなみに、以前車の中で聞いていた時は、KanaDをFMトランスミッターにつないでいたのですが、よくよく考えてみると、それには給電用のUSB端子が付いていました。
ということは、わざわざKanaDを電池駆動する必要はなかったことになります。何ともったいないことでしょう。
りぼんさん、はじめまして。
nice!をいただき、ありがとうございます。
by Ｋフロー (2010-03-02 08:42)