SSブログ

データ取得更新マクロVer5の概要 [システムトレード]

データ取得更新マクロVer5は、株価、株式指標、為替の時系列データを任意の期間に渡って取得すると共に、取得したデータを日々更新するためのエクセルマクロ(ブック)です。
本マクロは、エクセル97以降で動作いたします。また、取得したデータはエクセルシートとして保存されますので、エクセルベースのシステムでの利用が容易となります。

本マクロでは、Yahoo!ファイナンスサイトからデータを取得し、取得したデータをエクセルファイルとして保存します。
保存データは、日付、始値、高値、安値、終値(現在値)、出来高(株式のみ)、調整後終値(株式のみ)の7種類です。

取得可能なデータは、Yahoo!ファイナンスサイト上で公開されている株価、株式指標、為替の時系列および当日データで、サイト上に存在する任意の期間内のデータを取得することができます。
取得期間の設定等は、本マクロのワークシート上から簡単に行なうことが可能です。

本マクロでは、次の3通りの形式でデータを保存することができます。

一つ目は、サイトから取得したデータそのまま(RAWデータ)で、日付~調整後終値の7種類(株式以外は5種類)全てのデータを取得し保存します。最初にデータ取得を行なった直後のデータファイルは、必ずこの形式になります。

この形式は、以降のデータ更新ができませんが、サイトの情報を全て含んでいますので、自分でデータを加工して利用する用途に利用できます。
また、株式分割データもそのまま取得されますので、この形式で保存したデータを調べれば分割日や分割比率を知ることができます。

二つ目は、RAWデータを加工して、KFシステムクリエイターで利用できる形式(KFSC形式)に変換したものです。この形式では、あらかじめ設定した立会日のデータのみを抽出してデータファイルに設定し、その上で分割修正を施します。
この形式は、RAWデータとは異なり、日々のデータ更新が可能です。

立会日が存在するにも拘らずデータが存在しない、すなわち出来高がゼロだった日は、出来高ゼロとして直近終値を4本値に設定します。
また、未上場などの理由で、設定した立会日期間内の特定日以前のデータが存在しない場合は、その期間のデータを空欄にします。

この形式では、株価データファイル内の日付と行とが、どのような銘柄でも必ず一致するため、トレーディングシステムなどからデータを参照することが容易になります。
本マクロでは、立会日として1993年11月1日以降の日付を設定していますが、これを変更すれば、任意の期間の立会日を設定することが可能です。

三つ目は、RAWデータに分割修正を施した後、書式などの体裁を整えた形式です。KFSC形式とは異なり、出来高ゼロの立会日のデータは含みませんが、RAWデータとして取得した全期間のデータが設定されます。

そのため、例えば1993年11月1日以降のデータに限定されることなく、それ以前のデータを取得・設定することが可能です。
また、KFSC形式と同様に日々のデータ更新を行うことができます。

ちなみに、Yahoo!ファイナンスサイトでは、現状において個別株価は1983年以降、日経平均株価は1991年以降のデータが取得できるようです。
為替はやや短く、アメリカドルの場合は1999年以降の対応となっています。

本マクロでは、これらの株価データファイルをシート上に登録し、データ更新フラグを設定しておくだけで、データ取得更新ボタンを押すことにより、日々のデータ更新を連続して行うことができます。

また、証券コードや作成するデータファイル名、データ取得、データ修正フラグなどを設定しておけば、連続して株価の時系列データを取得・修正することが可能です。
取得期間やパソコン環境にもよりますが、過去16年分の時系列データを1銘柄当たり1分程度で取得できます。

ちなみに、日々のデータ更新に要する時間は、データファイルの読み書きを伴うため、1銘柄当たり1秒強となっています。
仮に、日々1,000銘柄を監視して更新する場合は、19分程度の所要時間となります。

ただし、私の環境では圧縮フォルダを用いていますので、ファイルの圧縮・伸張に余計な時間が掛かっているかもしれません。
そこで、無圧縮フォルダにファイルをコピーしてデータ更新してみたところ、上記より1割ほど速くなりました。無圧縮で、SSDやRAMディスクを用いれば、もっと高速化可能だと思います。

以上、データ取得更新マクロVer5の概要について、ご説明いたしました。本マクロは、現時点においてフリーソフト(しかもマクロ内容も公開)となっていますので、興味のある方は研究所サイトよりダウンロードしてご利用ください。


PS.データ取得更新マクロに不具合が見つかりました。立会日の午前0時から寄付きまでの間にデータ更新を行うと、データが2重に更新されてしまうというものです。
研究所サイトに修正版をアップロードいたしましたので、Ver5.03以前のマクロをご利用中の方は、再度ダウンロードをお願いいたします。最新版はVer5.04となります。

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。