トヨタ自動車平均保有株価推移のその後

2009年7月1日のコラムで、トヨタ自動車の平均保有株価推移について述べてから、5ヶ月が経過しました。
今日は、同平均保有株価のその後の推移について見てみたいと思います。

以下に、トヨタ自動車の2008年6月以降における平均保有株価推移を示します。

株価は8月に、一旦は出来高加重平均や中期平均保有株価を上抜けたのですが、その後、長期平均保有株価に達することなしに、再びそれらを下抜けています。
それ以降は、短期平均保有株価が上値抵抗線となって、低迷した動きとなっています。

株価は9月に大きく下落しましたが、短期平均保有株価の-2δラインが下値支持線となって、一旦は反発しています。
その後は、3,500円を挟んだ狭いレンジで推移していますが、徐々に上値を切り下げています。

ただ、短期平均保有株価の支持・抵抗線としての効力はさほど強くなく、材料によっては大きく上抜ける可能性もあります。
むしろ、その上の中期平均保有株価や出来高加重平均をブレイクできるかが問題です。

8月に見られたような小幅なオーバーシュートの可能性はありますが、長期平均保有株価を突き抜けるだけのパワーがあるかどうかは疑問です。
当面は、下値に注意しながら3,800円近辺までの反発を待つといったところでしょうか。

もしも株価がその水準を上抜けることができたならば、次は4,300円を睨んだ動きになると思われます。
ただし、再び出来高加重平均を割り込む可能性もありますので、いつでも撤退できる体制を整えておく必要があります。

以上は、株価および平均保有株価や出来高加重平均の、推移や位置関係から占った今後の方向性予測に過ぎません。当るも八卦、当らぬも八卦です。
トヨタ自動車の売買を検討されている方は、あくまでご自身の判断で行動されますよう、お願い申し上げます。


ＰＳ．2597ユニカフェは、今週に入ってようやく落ち着いてきたかと思ったら、今日はまた大きく下落しました。
出来高も、平常に比べて相変わらず高水準のままです。

このところ、ちょっとマネーゲームの標的にされているようです。確かに儲けるチャンスは何度かありましたが、下手に手を出すと、大怪我をしそうです。
結果的には、11月27日の寄付きが撤退の最高のタイミングだったわけですが、もちろん私はアホールド継続です。

システムトレードの方は、昨日の引けで日産に手仕舞いシグナルが出たため、今日の寄付きで撤退しました。現在はキャッシュポジションです。
一時は評価損が膨らんでいましたが、結局、4%強のプラスで手仕舞うことができました。これで、前回トレードの損失をほぼ回収です。

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