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UHF減衰器の作製 [家電]

本日午前中に業者が来てアンテナ交換作業を行い、無事終了したようです。今日は気温が低いために、はたして本当に直ったのかどうかは不明ですが、まあ、それについてはいずれ結果がはっきりすることと思います。

ただ、懸念材料としては、VHFの感度が少し低いままであることと、UV混合器の交換が行われなかったことです。
事前の打ち合わせでは、UV混合器も交換することになっていたのですが、まあ、それが不具合の原因ではないことが確実であれば、無理に交換する必要もないということでしょうか。

さて、そんなわけでUHFの出力が低くなるという問題は、一応解決したという事になりますが、困ったことに、今度はUHFの感度が高すぎて画面に細かな横縞が入ってしまいます。
途中経路にあるブースターのゲインは最低にしてありますし、以前話したことがありますアンテナ中継器をアッテネータ替わりにする方法は、VHFの減衰が大きくて使えません。

そもそも、VHFとUHFとの感度差が大きすぎるために、このような問題が生じているのですが、すでにブースターでVHFは最大、UHFは最低にしてあり、これ以上の調整代は残っていません。
しかもやっかいなことに、部屋のアンテナ端子からの直出力ではUHFでの横縞は入りません。

すなわち、部屋の中で用いているブースターによって横縞が入ってしまうという、際どい状況にあるわけです。
本当に微妙な感度なのですが、ブースターを介さないとVHFの映りが悪くなってしまいます。

直出力ではぎりぎり問題のないレベルなので、大家さんにお願いしてUHFアンテナの終端にアッテネータを入れてもらうこともできません。
ブースターをアッテネータ付きのものに交換すれば、ひょっとして改善されるかもしれませんが、効果が確実でないものにそのような出費もできません。

ようするに、VHFは減衰させずにUHFのみを減衰させればいいのですが、現行のアンテナ端子はUV混合となっていますので、普通のやり方では困難です。
そこで、一旦UHFとVHFを分波し、その後UHFだけを減衰させて、再び混合することにいたしました。

幸いなことに、UV分波器やUV混合器、ケーブルは手持ちのものがありましたし、UHFの減衰は得意のエアアッテネータとすることにしましたので、追加費用は掛かりません。
また、各所に100円ショップで購入したアンテナ中継器を用い、それらを独立したUHF減衰器として、保守を簡単に行えるようにいたしました。

その方法は簡単です。まず、75Ω同軸ケーブルをUV分波器に接続し、VHF出力用の同軸ケーブルとUHF出力用の300Ωフィーダー線に分けます。
続いて、VHF用同軸ケーブルをそのままUV混合器につなぎ、UHF入力部分には別のフィーダー線をつないでおきます。

それらのフィーダー線の端子部分をビニールテープで巻いて絶縁状態にし、2本の線の絶縁された端子部分を重ねて、その上からビニールテープでぐるぐる巻きにしました。
こうして出来上がったUHF減衰器を、アンテナ中継器を介して今までのアンテナ線とブースターの間に挿入すれば完成です。

もちろん、これらの作業、特に端子部分を重ね合わせる作業は、テレビ画面を見ながら行いました。
その結果は上々です。今まで悩まされてきたUHF視聴時の細かな横縞が、きれいに消えました。VHFとUHFの電波強度差が大きくて困っていらっしゃる方は、試してみると良いかも知れません。

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