ネットワークコンピュータにアクセスできない時は

複数のパソコン同士をLAN接続する場合、最初は共有フォルダを互いに認識していたのに、何かのきっかけでそれらにアクセス出来なくなってしまう場合があります。
私もつい先日までそのような状況にありましたが、先日のコラムで触れましたように、その原因と解決策が分かりました。

そのような状態で他のパソコンの共有フォルダ（ドライブ）にアクセスしようとすると、次のようなメッセージが現れてアクセスが拒否されます。

「XXXXXXX にアクセスできません。このネットワークリソースを使用するアクセス許可がない可能性があります。アクセス許可があるかどうかこのサーバーの管理者に問い合わせてください。

アクセスが拒否されました。」

一度このような状態に陥ると、ネットワークの設定をいくら穿り返してもどうにもなりません。しかし、おかしくなる前に設定したネットワークドライブには、何故か接続できます。
マイネットワークにも共有フォルダが表示されるのですが、それを開くと上記のようなメッセージが表示されるわけです。

この問題の解決策は、Microsoftサポートオンラインにありました。同サポートの文書ライン913628にその解決方法が示されています。
それによりますと、この現象はWindows Xp ベースのコンピュータでrestrictanonymousレジストリエントリの値が"1"に設定されている場合に発生するようです。

同エントリの値を"0"に設定することで、この問題を解決できます。具体的には、レジストリエディタを起動して次のレジストリサブキーをダブルクリックし、右側のウィンドウにあるrestrictanonymousの値を"0"に設定してパソコンを再起動します。

　HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Lsa

なお、レジストリの操作は大きな危険を伴いますので、実際に問題を解決する必要のある人で、上記の内容を理解できる方のみ、実行するようにしてください。

今回の問題に限ったことではないのですが、何らかのエラーによってメッセージが表示される場合は、そのメッセージの全てまたは一部をコピーし、Google等で検索すると、比較的容易に解決策を見つけることができます。

ただし、Microsoftのサイトに解決策が示されていない場合は、解決は難航するかもしれません。今回の例では、幸いにも問題を直ぐに解決することができましたが、内容によってはMicrosoft等に直接問い合わせる必要があるかもしれません。

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