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9650テクモの変調 [システムトレード]

昨日まで順調に上昇してきたテクモですが、今日は一転して100円安(ストップ安)となりました。そのため、システムトレード実践講座の教材として用いていた、テクモ移動平均システムには売りシグナルが点灯しました。

昨日まで25%の評価益となっていましたが、今日の引け時点で評価益は10%強にまで減少しています。はたして、明日の寄付きはどうなるでしょうか?
引け判定、寄り売買のシステムにおいては、このような急落は致し方ないところです。

テクモ急落の原因は、経営統合するコーエーとの合併比率によるものですが、コーエー1株に対してテクモ0.9株の割り当てとなったため、今後はコーエーの株価の動きに左右されることになります。
このような状況が、システムトレードにとってよろしくない影響を与えるであろうことは予想できますが、あくまで教材と言うことで、当面は監視を続けたいと思います。

ご存知のように、トレーディングシステムは多くの場合において、過去の株価の動きに基づいて最適な設計が成されており、基準となる株価の推移はその銘柄特有のものとなります。
すなわち、テクモとコーエーのシステムは、その種類やパラメータが異なっていることが普通であり、それぞれのシステムの売買タイミングはたいてい異なるわけです。

そのような異なる銘柄が、経営統合をきっかけにほとんど同じ株価推移となるわけですから、普通であれば、今まで機能してきたシステムは今後機能しなくなる、と考えることが妥当です。
もちろん、それはコーエーにも言えることですが、テクモに比べれば影響は小さいかもしれません。

このような機会は滅多にあるものではなく、システムの振る舞いを探る上で、貴重な教材になるのではないかと考えます。
もしも今後もシステムが機能し続けるようなことがあるならば、それはそれで興味深い現象です。

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