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システムにおける資産残高表示 [システムトレード]

トレーディングシステムにおいて、運用開始以降の凡その資産残高を知ることができると、何かと便利です。
もちろん、これは玉帳を記録すること等によって達成できますし、私を含め多くの方はそうしていることでしょう。

しかし、例えばフォワードテストを行い、単株運用、複利運用、単利運用で直近資産残高がどうなるかを比較したり、更に複利運用時にレバレッジを効かせるとどうなるか等、システム上で直接知ることができれば、システムの運用方法を決定する際の有力な武器になります。

単株運用の場合、基本的には運用開始日以降の損益累計を求めて、それに運用株数を乗じればいいのですが、細かいことを言えば、引け判定・寄付き売買システムでは、運用開始日の日差を増減する必要があります。
なぜならば、損益累計は通常、1日の大引けにおける資産残高に基づいているからです。

また、複利運用の場合は、時価累積損益率に基づいて、運用開始以降の資産残高を求めることができます。この機能は、KFシステムクリエイターに標準装備されていますが、上で指摘した日差の考慮はしていませんでした。

運用後元利計の計算式に、日差相当分を加えてやればいいのですが、それではあまりにも不親切ですので、今度のシステム改定で対応したいと考えています。
また、単株運用時や単利運用時の運用開始以降における、資産残高表示機能を追加する予定です。

繰り返しになりますが、様々な運用方法による結果を比較することで、そのシステムでは単株運用が良いのか、あるいは複利運用、単利運用が良いのかを知ることができます。
それに応じて運用計画を立てれば、より効率的なトレードが実現できるのではないかと考えます。

特に、最近のような高ボラティリティ相場においては、どの運用方法を採用するかによって、運用成績が大きく異なってきます。
マネーマネジメントの観点からも、運用開始以降の資産残高の綿密な検討を行なう必要があることは、言うまでもないことでしょう。

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