今週の投資成績（10/14～10/17）

今週も、新システムの運用開始には至らず、トレードは行ないませんでした。株式市場を吹き荒れる大嵐は、止むどころかますます勢い付き、相変わらずエントリーの機会を逸しています。
無理に嵐の海に乗り出す理由もなく、今はただ、嵐が過ぎ去るのをひたすら待つだけです。

現物保有のカッパクリエイトとゼンショーは、特に大きく売り叩かれることもなく、特にカッパクリエイトは今日の突然の大幅上昇で、大きなプラスとなっています。
ゼンショーの評価損率は、相変わらず10%を超えていますが、優待利回りよりは小さく済んでいます。

システムは、運用候補銘柄の最終確認を行い、運用金額や運用レバレッジの検討を行ないました。当初は現物株を担保に、売りシグナルの時のみ売り建てを行なうことも考えましたが、そうすると実効レバレッジが0.7倍程度しか得られないため、今回は見送ることにいたしました。

結局、従来通り、買い・売り共に、信用で売買することとしました。現物株を保有する方法と比べて、手数料が2倍ほど掛かってしまいますが、建て玉数を増やすことと、平均損益率の大きいシステムを運用することで、手数料の影響をできるだけ小さくすることを目指します。

想定レバレッジは、最大1.25倍程度を考えています。ドテンの際に、瞬間的に最大2.5倍程度のレバレッジが掛かることになりますが、資金的には問題ないでしょう。
n個のシステムを並列運用する場合、資金をn分割した金額を想定元本に設定し、運用レバレッジとして1.25倍を設定した後、運用建玉数で指示された数量を売買することになります。

さて、今週の日経平均株価は、連休明けの火曜日に史上最大の上昇率となったかと思いきや、昨日は史上2位の下落率となりました。
歴代下落率の2～4位がこの2週間に集中し、さらに歴代1位の上昇率が加わるという、極めて異常な推移となっています。

火曜日の急騰を見て水曜日に買い参入した投資家は、木曜日の下落で一気に10%あまりの損失を抱えてしまったことになります。
誰かがわざと陥れているのではないかとさえ思えるような、相場展開でした。

週間で見る限りは、日経平均株価は先週末比5.04%もの上昇となっていますが、途中の乱高下によって大きなダメージを受けた方も、いらっしゃるのではないかと思います。
また、昨年末比では6,614円、43.21%の下落となっています。先週末よりは幾分改善されていますが、昨年末の株価に戻るためには76%もの上昇が必要です。

先週末はトレンド予報は行ないませんでしたが、まさかこんな展開になるとは、誰も予想できなかったのではないかと思います。
以下に、10月17日基準日のトレンドラインとチャネルライン、そして日経平均の平均保有株価を示します。



今週は下降トレンド9が消滅し、たった3本のトレンドのみとなりました。しかも、上昇トレンド7はほとんど機能していませんので、実質的には直近下降トレンド1と中長期下降トレンド8のみということになります。

チャートをご覧になってお分かりのように、このままトレンド1が支配トレンドとなりますと、恐ろしいことになってしまいます。
各トレンドの安定指数は、トレンド1が4.78、トレンド7が2.03、そしてトレンド8が3.73となっています。

平均保有株価を見ますと、日経平均株価は短期平均保有株価-2δラインに絡んで推移しています。過去の下落局面を見ますと、株価はこのラインに長く絡むことなく、一旦は反発するようですが、短期平均保有株価まで戻った後それを突き抜けるには、相当の出来高を必要とするでしょう。

来週末時点における日経平均株価を占うことは、先週同様、見送りたいと思いますが、一応の目安として、下降トレンド1と下降チャネル1の来週初め及び来週末時点における値を示します。
下降トレンド1は月曜日が8,998円で金曜日が8,008円、下降チャネル1は月曜日が7,239円で金曜日が6,249円となっています。あまり考えたくない数字ですね。

ちなみに、短期平均保有株価-2δは直近で1日当り120円程度の下落となっており、そのペースで来週末まで下落するとした場合、8,000円を少し上回る程度となります。
下降トレンド1よりは緩い推移となりますが、そこに至るまでに反発することを期待します。

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