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個別銘柄を対象としたシステムトレードは今が最大のチャンス! [システムトレード]

NYから、またしても強烈なネガティブサプライズが襲ってきました。NYダウは777ドルという史上最大のマイナス幅を記録し、その煽りを受けて、日経平均株価は500円近く下落しました。
まあ、NYダウの下落率(7%)と比べれば、その6割程度で済んでいるのですが、安値水準における大幅下落であるだけに、そのダメージは大きかったのではないかと思います。

私の現在唯一の持ち株であるカッパクリエイトは、幸いにも下落を免れていますが、万が一、金融株や輸出株を買い建てていたらと思うと、ちょっとぞっとします。

もっとも、早い段階でシステム運用を再開していたとしても、多くのシステムではここ最近の株価下落で売り建てに転じていましたので、少なくとも今日の下落で大きな損失を被ることはなかったのではないかと思います。

このように、先の見え辛い状況下に於いてこそ、システムトレードが真価を発揮するのではないかと考えます。
システムトレードと言えば、最近はFXや先物を対象としたものが主流であるように思われますが、これらの元となるトレード対象の数は限られてしまいます。

確かに、それらの市場規模は大きく、マーケットインパクトの心配をする必要がないことは大きなメリットですが、扱えるトレード対象が限定されるため、トレードにヘッジを効かせることが難しくなるのではないかと思われます(私は専門外なので思い違いかもしれませんがご容赦ください)。

例えば、日経平均先物のシステムトレードを考えた時に、異なるロジックに基づいた複数のシステムを並列運用し、買いと売りとを柔軟に使い分ければ良い、という考え方もあるかもしれませんが、それらのトレード対象となる市場は共通であり、たった一つしかないのです。

そのような単一市場に対して理想的な運用が可能なシステムは、それが作成可能かどうかは別問題として、原理的にはたった一つしかありません。
それは、すべての収益チャンスにおいて必ず勝利するシステムであり、そのようなシステムが存在するのであれば、ヘッジの必要はありません。

現実には、そのような理想的なシステムを得ることは不可能ですので、理想システムの数分の一、もしくは数10分の一の収益しか得られないシステムで良しとすることになります。
その代わり、そのようなシステムは無数に存在しますから、それらを複合することで、少しでも理想システムに近づけようと考えるわけです。

しかし、元となるトレード対象が同一であるために、それらの複数のシステム間で十分なリスク分散効果が得られるかと問われれば、そこには限界があると言わざるを得ないのではないかと思います。
元々同じデータを加工して、複数の出力(資産カーブ)を得たとしても、それらが個々として最高の性能であればあるほど、互いのシステムの相関は高くなります。

あるシステムが収益を伸ばす局面は、それほど普遍的に存在するわけではなく、トレードの多くの期間はドローダウンの中にあると言われています。
その収益期間が、トレード対象の特定期間に集中するのであれば、その期間において複数の優秀なシステムが、全く正反対の売買シグナルを出すということは、極めて考えにくいことです。

そうであるならば、単一のトレード対象を持つ複数のシステムが、互いに十分なヘッジ効果を持つということは、極めて困難な事象なのではないかと思います。
もちろん、システムの並列運用によって、システムが買いから売りへ転換する際の変化を緩やかにする、という効果はあるでしょうし、それは大きなメリットとなるでしょう。

一方、個別銘柄を対象としたトレーディングシステムであれば、トレード対象はそれぞれのシステムで通常は異なるわけですから、それらを並列運用した場合のヘッジ効果は、十分に期待できます。
それらのトレード対象が現在に至るまでの株価推移は、それぞれ異なりますし、それに基づいたシステムが出すシグナルもまた、それぞれ異なります。

すなわち、ある日付を取ってみても、少なくともそのタイミングで複数のシステムが一斉に同一シグナルを出すことは、極めて考えにくいわけです。
今回のような急落に対しても、これは銘柄やシステムの選定にもよるでしょうが、全てのシステムが買い保有であった可能性は低いと考えられます。

私は今までに、最大で5つのシステムを並列運用してきましたが、それらが全て買い、もしくは売りとなっていた期間は数えるほどしかありません。
運用結果はともかくとして、平均的に収益を上げつつ、日々の資産変動をできるだけ抑えるという当初の方針は、並列運用によって達成できるという確証を得ることができました。

結果的にうまく機能しなかったシステムが存在したことは事実ですが、それについてはKFインデックスの導入によって克服できる見込みです。
それに加えて、並列運用におけるリスク低減を織り込めば、かなり期待が持てるのではないかと考えます。

ボラティリティが異常に高い昨今だからこそ、個別銘柄を対象としたシステムトレードが有効なのではないでしょうか。
また、最近は株安も進んでいます。以前のコラムで述べましたように、現物株を担保にしたドテンもしくは買いシステム運用により、効率的な資産形成ができるのではないかと思います。

KFシステムクリエイターによるシステムトレードは、フリーエントリーです。株価が安い今こそ、最大の参入チャンスであると考えます。
優良株を保有しつつ、システムトレードによって資金を増やしてそれを再投入し、株価の上昇を待つことが、今現在考えられる最良のシナリオなのではないかと思います。

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