今週の投資成績（9/16～9/19）

今週は、トレードは行ないませんでした。当初は今週から新システムの運用を開始するつもりでしたが、ＫＦインデックスの再確認・調整に手間取り、運用システムの絞込みにまで至りませんでした。
幸か不幸か、今週の相場は大荒れの展開でしたので、運用を開始しなかったのは正解だったかもしれません。まあ、焦らずにいきたいと思います。

システム開発の方は、いくつかのシステムに対してフォワードテストを実施し、ＫＦインデックスやそれにフィルターを加えたもの数種類に対して最適化を行なった結果を比較しました。
その結果、時間軸方向に対して最も性能が安定する最適化対象指標を絞り込み、それをシステムに採用いたしました（とりあえずＫＦインデックス改と呼ぶことにします）。

改定システムは、本日、研究所サイトにアップロードしています。
また、システムトレード実践講座「第８回　システムトレードを始めましょう」を合わせて掲載いたしましたので、興味のある方はご覧ください。今回は、データ取得更新マクロと移動平均システム体験版を用いて、具体的にシステムを作成する方法をご紹介しています。

話が前後しますが、ＫＦインデックス改の時間軸に対する安定性には、驚くべきものがあります。ユーザーの方は、ぜひともご確認ください。
これらの結果につきましては、順次ご報告していく予定です。

さて、今週の株式市場は引き続き大荒れの展開となりました。日経平均は週初に記録的な下落に見舞われ、昨日は更に売り込まれて、3年ぶりの安値を付けました。
しかし、今日は大きく反発しています。いずれもNY発の激震でした。今週に入って出来高も急増しており、セリングクライマックスの様相を呈しています。

日経平均株価は先週末比2.41%のマイナスでしたが、昨日の時点では5.94%ものマイナスに達していました。また、昨年末比では、22.13%のマイナスにまで落ち込んでいます。
状況的には、今年3月の様子に近いようにも思えますが、ここから中期的な上昇に転じるのでしょうか。

先週末時点のトレンド予報は、最終的には予想レンジ内に入ったものの、外れました。日経平均株価は、一時的にではあるものの、どのチャネルラインをも下に突き抜け、行き過ぎの感がありました。
今日は予想レンジ内に戻しましたが、もちろん、これは材料あっての話です。

以下に9月19日基準日のトレンドラインとチャネルラインを示します。また、合わせて日経平均の平均保有株価を示します。



今週は、下降トレンド5が消滅し、残る下降トレンドできれいな3段下げを形成しました。今日の反発は、下降チャネル9で戻したようにも見えますが、3段目の下げであるトレンド4および6と、チャネル4および6とのレンジ内で推移しているようにも見えます。

前者であれば、下降トレンド9のラインまでの反発もありそうですが、後者であれば、再び大きく下落する可能性があります。
どちらの勢力が強いかはありますが、結局はNY次第ということでしょう。

各トレンドの安定指数は、トレンド4が2.56、トレンド6が3.66、トレンド7が2.28、トレンド8が3.73、そしてトレンド9が3.61となっています。
注目の、トレンド4および6と、トレンド9とは、ほぼ拮抗といったところでしょうか。

平均保有株価では、下降トレンドがより一層明確になった以外、特に変化はありません。無理やり着地点を探すとすれば、-2δラインの10,300円付近でしょうが、さすがに来週だけでそこまで下げることは考えられないでしょう。

以上を踏まえた上で、来週末時点における日経平均株価の上値目処を推察すると、下降トレンド6が抑える11,650円程度ということになりますが、週初に11,900円以上を維持できれば、下降トレンド9の12,640円程度まで上昇するかもしれません。

また、来週末時点における日経平均株価の下値目処は、下降チャネル6が支持する10,880円程度になると思われますが、下降トレンド6がブレイクされた場合は、下降チャネル9の11,440円程度で踏み止まるのではないかと考えます。

最後に、「予報」を一言。

「来週末時点における日経平均株価の上値目処は11,650円程度、下値目処は10,880円程度になるでしょう。ただし、下降トレンド6がブレイクされた場合は、上値目処は12,640円程度、下値目処は11,440円程度になるでしょう。」

タグ：システム トレンド 日経平均 投資成績 株

コメント 1

gapperさん、いつもありがとうございます。

by Ｋフロー (2008-09-22 08:51)