今週の投資成績（5/14～5/18）

今週の損益率は、先週末に対して+1.48%と反発。今月の損益率は+0.04%と、極わずかながらプラスに転じ、年初来累計損益率は-26.86%となった。年初来累計損益率のマイナスは相変わらず大きく、厳しい展開が続いている。

日経平均は始値ベースでは、先週末から今日までで-0.30%と小幅反落し、今月は+1.07%となった。昨年末来では+1.94%まで減少した。
一方、終値ベースでも先週末から今日までで-0.88%と反落し、今月は-0.01%でほとんどイーブンとなった。また、昨年末来では+1.01%となった。

日経平均は月曜日こそ高かったものの、その後は下落基調となった。昨日の終値で17,500円を割り込み、そして今日の終値では17,400円をわずかに割り込んだ。
NYダウは今週も最高値を更新し、日本市場は完全に取り残された格好になっている。

ただ、市場全体の重さとは裏腹に、好業績（期待）企業は買われており、完全に業績相場の様相となっている。
今後は銘柄の選別眼が問われそうだ。

システムは相変わらず逆張りでの運用が続いている。成績は上記の通りだが、リスクを抑えた分、リターンも低くなっている。
先週も述べたように、システム開発は既に完了し、手持ちの株式データ分についても、バックテストを一通り終えた。結果はまずまずである。

先週末に発表したトレンド予報は、最後の最後で外れた。今日の引けで17,430円を下回り、短期平均保有株価を下回った。
ただ、今日の時点で株価は上昇トレンド3および5の上方で推移しており、上値は重いものの上昇基調はまだ崩れていないと考える。

続いて、以下に5月18日基準日のトレンドラインとチャネルラインを示す。合わせて、日経平均の平均保有株価も示す。



今週もトレンドの順序に変化があった。下降トレンド2が消失し、代わりに上昇トレンド1が上昇トレンド2となった。
そして、新たに強力な下降トレンド1が発生した。これは統計期間こそ5日と短いが、安定指数は1.85で、上昇トレンド2の0.96や上昇トレンド3の1.78を上回っている。

ただ、上昇トレンド2や3は上昇トレンド5とほとんど重なっており、トレンド5の安定指数は3.86と高い。現時点では、これが強力なサポートラインとして機能するだろう。
上述したように、業績の良い企業は買われており、日経平均がこれ以上大きく下落する可能性は低いと考える。

ただし、海外市場で暴落が起きた場合はその限りではないだろう。それを契機に、国際優良銘柄に大量の売りが出てきたら、要注意かもしれない。
なんにしても、世界同時株安以降、日経平均は短い周期で上下しながら底値を切り上げている。今週は下げて終わったので、来週は上げることを期待したい。

平均保有株価でみると、日経平均は短期平均保有株価をわずかに下回ったが、4月初めと末、そして5月初めにも同様に下回っているものの、ほどなく回復している。
今回も、それらと同様、単なるオーバーシュート（アンダーシュート）であればいいのだが。

以上を踏まえた上で、来週末時点における日経平均の下値目処を推察すると、上昇トレンド5がサポートする17,260円程度となるが、もしもそれを破られると、中期平均保有株価の17,000円付近まで下落する可能性がある。

また、来週末時点における日経平均の上値目処は、とりあえずチャネル2や3が抑える18,200円程度となるだろう。
なお、上昇トレンド5が破られた場合は下降トレンド1が支配トレンドになる。その場合は、上値は17,280円程度に抑えられるだろう。

最後に、「予報」を一言。

「来週末時点における日経平均株価の下値目処は、17,260円程度でしょう。ただし、週初にそれを下回ると、17,000円程度まで下落する可能性があります。また、上値目処は、18,200円程度となるでしょう。」