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先週~今週の投資成績(5/1~5/12) [投資日記]

先週と今週、2週間分の損益率は、先々週末に対して-1.83%と減少。また、今月の損益率も同じく-1.83%となり、年初来累計損益率は+8.23%に後退した。
また、日経平均は始値ベースで先々週末から今日までで-2.25%、今月は同じく-2.25%となり、年初来では+1.48%に低下した。

GW中のNY市場が好調だったこともあり、GW明けの時点では大きなプラスとなっていたが、この2日間の下げでマイナスに転落した。
損益率が日経平均の場合ほど下げなかったのは、対象銘柄の株価そのものがあまり下げなかったこともあるが、裏デイトレによって日足の陰線部分をヘッジできたことが大きい。

ここ3年、GWの前後に株価が急落するパターンが見られたが、今年も例に漏れず急落に見舞われた。ただ、例年、急落後の株価は急激な回復を見せており、今年も反発を期待したい。

しかし、日本経済を取り巻く環境は年々変化してきており、特に今年は、原油高、量的緩和解除、そして急激な円高と、予断を許さない状況が続いている。今回の急落を一時的なものと考える根拠は、思った以上に希薄なのかもしれない。

今年に入って、値動きの荒い相場が続いている。値動きが荒いということは、株価のばらつき、すなわち標準偏差σが増大している可能性がある、ということだ。

どの銘柄やどのタイミング(期間)を取るかによって、σの値は大きく変わってくるが、複利リターンと平均リターンおよびσの関係に見られるように、従来の投資方法を大幅に変更しなければならない状況に陥っている可能性もある。

σが比較的小さい状況では、BUY&HOLD戦略が有効であった。なぜなら、複利リターンの恩恵に預かれる可能性が高かったからである。
ちょこちょこと利益確定するよりも、株を持ち続けた方が最終収益は多かったことだろう。

しかし、σが大きい状況では、BUY&HOLD戦略は不利となる。複利効果がマイナスに働き、余分な損失を被る可能性が高まるからだ。
このような時は毎月の損益を確定し、損益がプラスの時は利益をチャージして元本だけで再投資を行ない、損益がマイナスの時は精算額(元本-損失)を新たな元本として再投資を行なうようにすればよい。

このように、リターンとσの関係を用いれば、相場環境に応じた投資方法の使い分けが可能となる。我々は損益の有無をコントロールすることは出来ないが、損益の大小を合理的にコントロールすることはできるのである。


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コメント 2

lain4179

新興市場がひどいことに・・・・・
by lain4179 (2006-05-12 15:40) 

Kフロー

ひろさん、nice!ありがとうございます。
新興市場に続いて、東証1部もおかしくなってきましたね。
by Kフロー (2006-05-16 11:27) 

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