なんちゃってマトリックスセレクター [家電]
AV機器の数が増えると、各機器間の接続が非常に複雑になってきます。各機器が豊富な入出力端子を備えていればいいのですが、そうでない場合も多いため、各機器間を相互に接続するために、AVセレクターなどの中継機器が必要になってくる場合があります。
しかし、通常のAVセレクターは、多入力に対して単出力しかないものがほとんどで、例えばテレビやパソコン、DVDレコーダーなどに、複数の映像ソースを切り替えて出力する、などといった用途には「そのままでは」使えません。
そのようなニーズに応えるために、ダビング機能付きのAVセレクターも製品化されていますが、必ずしも使い勝手の良いものとは言えません。
また、多数の入出力を自在に切り替えて接続できる機器(マトリックスセレクター)も存在しますが、それらは一般に高価です。
ピュアな世界を目指すのであれば、そのような機器を用いることも選択肢の一つですが、私のように取り敢えず映像が映ればいい、音が聞こえればいい、といったゼネラルな世界で良しとするのであれば、配線が多少複雑になっても、もっと簡便かつ安価に済ましたいところです。
さて、もしも同時出力が必要ないのであれば、単出力AVセレクターを複数台用いて「なんちゃってマトリックスセレクター」を構成することができます。
これは、2台のAVセレクターの出力同士をつなげて、一方の入力を出力として使用します。
用いたAVセレクターの入力が共に3系統なら3×3のマトリックスセレクターに、4系統なら4×4のマトリックスセレクターになります。
3系統のAVセレクターなら、ホームセンターなどで1,000円程度で売られていますから、2,000円ほどで3×3マトリックスセレクターが構築できます。
もっと多くの入力に対応したい場合は、例えば入力端子の一つに別のAVセレクターの出力をつなげばいいですし、もっと多くの出力に対応したい場合は、例えば出力側の端子の一つに別のAVセレクターの出力をつなげればよいことになります。
入出力が複雑になって分かりにくくなると思われるかもしれませんが、入力側と出力側さえ明確に区別しておけば、かえって直感的に切り替えができるのではないかと思います。
その辺りは、色分けしたり、マーキングしたり、設置場所を分けたり、などといったちょっとした工夫で対処可能でしょう。
この「なんちゃってマトリックスセレクター」を作成するために注意すべきことは、電源不要タイプのAVセレクターを使用する、ということです。
また、無用のトラブルを避けるために、ダビング機能もない方がいいでしょう。
一般的に電源不要タイプのAVセレクターは、内部で機械的にスイッチを切り替えているだけですので、逆接続(出力側から入力側に信号を流すこと)が可能です。
ただし、何らかの整流回路を内蔵しているような場合は、逆接続を行なうと支障が出るかもしれませんので注意が必要です。
先日ご紹介した、私のパソコン周りのAVネットワークにおいても、この「なんちゃってマトリックスセレクター」を2構成使用しています。
これらの出力側は3系統ですが、入力側はAVセレクターを1台追加して6系統となっています。すなわち、6×3マトリックスセレクターが2台ということになります。
以上のように、複数のAVセレクターを組み合わせることで、マトリックスセレクター以外にも、様々な接続構成を実現することができます。
これは、「本物のマトリックスセレクター」でも実現できないかもしれません。
実は先日の構成例では、VAIOとAthlon PCに、異なる2つの映像ソースを同時出力できない、という問題点があることが分かったのですが、AVセレクターを2台追加することで解決できます。
もちろん、それだけ構成は複雑化しますが、その都度ケーブルを抜き差しする手間に比べれば簡単です。
これは、最初のAVセレクターを逆接続し、その出力の一つをもう1台のAVセレクターの入力の一つに接続する、という変則的な構成になります。
実は追加するAVセレクターの数を1台に留めたいのですが、まだ解は見つかりません。ちょっとしたパズルのようです。
以上、マトリックスセレクターを簡便かつ安価に導入する方法について、考えてきました。なお、これはあくまでゼネラルの世界の話であり、配線も長くなるため、高品質な映像音声出力を期待できるものではありません。
ピュアな世界を目指すのであれば、当然それなりの投資が必要になってきます。
しかし、通常のAVセレクターは、多入力に対して単出力しかないものがほとんどで、例えばテレビやパソコン、DVDレコーダーなどに、複数の映像ソースを切り替えて出力する、などといった用途には「そのままでは」使えません。
そのようなニーズに応えるために、ダビング機能付きのAVセレクターも製品化されていますが、必ずしも使い勝手の良いものとは言えません。
また、多数の入出力を自在に切り替えて接続できる機器(マトリックスセレクター)も存在しますが、それらは一般に高価です。
ピュアな世界を目指すのであれば、そのような機器を用いることも選択肢の一つですが、私のように取り敢えず映像が映ればいい、音が聞こえればいい、といったゼネラルな世界で良しとするのであれば、配線が多少複雑になっても、もっと簡便かつ安価に済ましたいところです。
さて、もしも同時出力が必要ないのであれば、単出力AVセレクターを複数台用いて「なんちゃってマトリックスセレクター」を構成することができます。
これは、2台のAVセレクターの出力同士をつなげて、一方の入力を出力として使用します。
用いたAVセレクターの入力が共に3系統なら3×3のマトリックスセレクターに、4系統なら4×4のマトリックスセレクターになります。
3系統のAVセレクターなら、ホームセンターなどで1,000円程度で売られていますから、2,000円ほどで3×3マトリックスセレクターが構築できます。
もっと多くの入力に対応したい場合は、例えば入力端子の一つに別のAVセレクターの出力をつなげばいいですし、もっと多くの出力に対応したい場合は、例えば出力側の端子の一つに別のAVセレクターの出力をつなげればよいことになります。
入出力が複雑になって分かりにくくなると思われるかもしれませんが、入力側と出力側さえ明確に区別しておけば、かえって直感的に切り替えができるのではないかと思います。
その辺りは、色分けしたり、マーキングしたり、設置場所を分けたり、などといったちょっとした工夫で対処可能でしょう。
この「なんちゃってマトリックスセレクター」を作成するために注意すべきことは、電源不要タイプのAVセレクターを使用する、ということです。
また、無用のトラブルを避けるために、ダビング機能もない方がいいでしょう。
一般的に電源不要タイプのAVセレクターは、内部で機械的にスイッチを切り替えているだけですので、逆接続(出力側から入力側に信号を流すこと)が可能です。
ただし、何らかの整流回路を内蔵しているような場合は、逆接続を行なうと支障が出るかもしれませんので注意が必要です。
先日ご紹介した、私のパソコン周りのAVネットワークにおいても、この「なんちゃってマトリックスセレクター」を2構成使用しています。
これらの出力側は3系統ですが、入力側はAVセレクターを1台追加して6系統となっています。すなわち、6×3マトリックスセレクターが2台ということになります。
以上のように、複数のAVセレクターを組み合わせることで、マトリックスセレクター以外にも、様々な接続構成を実現することができます。
これは、「本物のマトリックスセレクター」でも実現できないかもしれません。
実は先日の構成例では、VAIOとAthlon PCに、異なる2つの映像ソースを同時出力できない、という問題点があることが分かったのですが、AVセレクターを2台追加することで解決できます。
もちろん、それだけ構成は複雑化しますが、その都度ケーブルを抜き差しする手間に比べれば簡単です。
これは、最初のAVセレクターを逆接続し、その出力の一つをもう1台のAVセレクターの入力の一つに接続する、という変則的な構成になります。
実は追加するAVセレクターの数を1台に留めたいのですが、まだ解は見つかりません。ちょっとしたパズルのようです。
以上、マトリックスセレクターを簡便かつ安価に導入する方法について、考えてきました。なお、これはあくまでゼネラルの世界の話であり、配線も長くなるため、高品質な映像音声出力を期待できるものではありません。
ピュアな世界を目指すのであれば、当然それなりの投資が必要になってきます。
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