今週の投資成績（11/10～11/14）

今週の投資成績を以下に示します。成績には金利・手数料は含まず、保有中の場合は直近終値基準の評価損益率を表します。
また、これはシステム運用の場合のみであり、裁量トレードは含みません。

　　銘柄　　　　　　　　　システム　　　　売買　　　トレード期間　　　　　　　　損益率
　7201日産自動車　　逆張り2基準　　売り　　08/11/06～08/11/10　　+4.09%
　7201日産自動車　　逆張り2基準　　買い　　08/11/10～保有中　　　　-16.59%　　

昨日のコラムでお伝えしましたように、今週は買いドテン後、下げ続けています。買い返済時も、利益半減でした。また、現時点において、売りシグナルは出ていません。
ただ、日産のPBRは0.5を下回っており、下値は限定的だと思います。怖いのは、中途半端な反発で売りドテンとなり、その後踏み上げられることです。

システム改定作業はなかなかはかどりませんが、単株運用と複利運用の運用後元利計算出は完了しました。手数料やレバレッジの扱いで混乱しましたが、何とか解決しました。
あとは、単利運用の場合ですが、基本計算式は出来上がったものの、手数料に係わる修正が未完成です。また、手数料に関しても、金利と分ける等の改良を行なうつもりです。

今週の日経平均株価は、NY市場や為替市場に翻弄され、相変わらずの大荒れ模様でした。月曜日に急騰したかと思えば、その後は下げ続け、昨日は400円以上の下落となりました。
今日はやや上昇したものの、昨日の下げの半分しか戻していません。昨夜のNY市場の戻りに比べれば、大幅に見劣りします。

日経平均株価は先週末比1.41%のマイナスでしかありませんが、月曜日の終値から昨日の終値までで、9.28%も下落しています。
もはやこれくらいの数字を見ても、何も感じなくなってきています。昨年末比では44.72%も下げていますが、そんなものかといった感じです。

今週の日経平均株価は、下降トレンド1にほぼ抑えられながら下落しました。ただし、下降チャネル1とのレンジの上限に近い位置での推移となりました。
以下に、11月14日基準日のトレンドラインとチャネルライン、そして日経平均の平均保有株価を示します。



今週は、直近に2つの下降トレンド5と6が発生しました。ただし、これらはまだ若く、いずれは下降トレンド1に収斂していくものと考えます。
各トレンドの安定指数は、トレンド1が3.79、トレンド2が0.92、トレンド7が1.74、トレンド8が3.72、そしてトレンド5が1.92、トレンド6が2.60となっています。

平均保有株価チャートを見ますと、日経平均株価は短期平均保有株価とその-2δラインとの間で推移しています。
現状では、短期平均保有株価を超えてくるのは難しそうです。

日経平均株価は、来週も難しい推移が続きそうです。下降トレンド1に頭を抑えられつつ、下降チャネル1に辛うじて引っかかっています。
また、急峻ではありますが、下降チャネル5や6に下値を支持されています。さらには、勢力を大幅に落としたとはいえ、上昇トレンド2は生き残っています。

来週末時点のポイントとなる株価は、下降トレンド1の8,570円、上昇トレンド2の8,200円、下降チャネル8の8,300円、そして最悪の場合で下降チャネル5の7,180円、といったところでしょうか。
逆に言えば、下降トレンド1の8,570円（月曜日時点では8,980円）をブレイクすれば、短期平均保有株価の9,100円（来週末時点の推測値）近辺までの上昇余地が生じます。

何にしても、市場が落ち着きを取り戻すためには、ボラティリティの低下が不可欠ですが、逆に、ボラティリティが大きい今のうちに、株価を戻せるところまで戻しておかないと、その後の急激な上昇は見込めなくなるでしょう。
今はまだ、市場が判断を迷っている段階だと思います。

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