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今週の投資成績(10/27~10/31) [投資日記]

株式市場のボラティリティは、小さくなるどころか、ますます大きくなっているように感じます。システム運用中であれば、システムに身を委ねるしかないのですが、たまたま運用を停止している最中に、このような状況になってしまったため、エントリーのタイミングが全くつかめません。

基本的にはフリーエントリーなので、目をつぶって飛び込んでも良いのですが、あまりにも株価変動が大きいため、リスクも極めて大きな状態になっています。
普通に考えれば、このような時は、嵐が過ぎ去るまで大人しくしているべきでしょう。

現状は、売りも買いも大きなリスクを伴います。いくつかの監視システム(銘柄)を見ると、昨日まで10%を越える評価損だったものが、今日の時点でほとんど解消されていたり、あるいはその逆のパターンだったりすることが、当たり前のように起こっています。

最終的な損益はどうなるか分かりませんが、少なくとも、決済するまでの間、ジェットコースターのようなスリルを味わうことになるのは間違いありません。
これは、売り建て中のシステムについても、買い建て中のシステムについても、等しく言えることです。

現物保有のカッパクリエイトとゼンショーは、このような状況の中、大健闘でした。カッパクリエイトは、先月末時点で2,050円だった株価が、今日時点で2,345円となっています。
また、ゼンショーは、評価損が一時20%を大きく超えましたが、今日時点では10%を大きく下回っています。

システムについては、単利基準の資産カーブを表示する機能を追加したところ、処理が重くなってしまったことをきっかけに、処理速度の抜本的な見直しを図りました。
その結果、最適化演算において従来の2倍程度以上の処理速度が得られたことは、昨日のコラムで述べた通りです。これにより、システム設計負荷の大幅な削減が可能となりました。

さて、今週の日経平均の値動きは凄まじいの一言でした。月曜日にバブル後の最安値を付けた後、火曜日には一時7,000円を割り込んだかと思えば急反発し、水、木曜日は暴騰、そして今日の大幅下落と、完全に感覚が麻痺してしまいました。

通常、株価水準が下がれば、それにつれて値幅も小さくなるものですが、株価が下落するほどに値幅が大きくなるという、異常な推移となっています。
そのため、騰落率で見ると、とんでもない数字が毎日のように現れています。

日経平均は先週末比12.12%の上昇でしたが、月曜日の終値から昨日の終値までで、何と26.07%も上昇しています。月曜日の大引け、もしくは火曜日の寄付きで全力で買い建てた人は、ここまで大きな損失を被っていたとしても、ひょっとしたらそれを全て回収できたかもしれません。

私は当然、静観でした。気になる銘柄はいくつかあったのですが、手が出せませんでした。ホンダの2,000円割れやトヨタの3,000円割れは、大きな買いチャンスだと思いましたが、まさかここまで急反発するとは予想だにしませんでした。

まあ、システムトレーダーの本分として、裁量による飛付き買いは厳に慎むべきだと言い聞かせて、我慢しました。昨年の春は、カブドットコムの飛付き買いで痛い目を見たわけですが、それがブレーキを働かせた大きな要因かもしれません。
結果的には儲け損なったわけですが、それは考えても仕方のないことです。

相変わらず、トレンド予報が行なえない状況が続いています。これまでと同様に、チャートから読み取れる結果のみを示します。
以下に、10月31日基準日のトレンドラインとチャネルライン、そして日経平均の平均保有株価を示します。
システムトレード_トレンドライン_Trend1001_A15a.JPG
システムトレード_チャネルライン_Channel1001_A15a.JPG
システムトレード_平均保有株価_avem1001_97a.JPG
今週は、直近にようやく上昇トレンド2が発生しました。ただし、それが今後も生き残るかどうかは分かりません。
少なくとも、今の急峻な傾斜を保ち続けることは難しいと思います。

各トレンドの安定指数は、トレンド1が3.80、トレンド7が1.85、トレンド8が3.62、そしてトレンド2が2.85となっています。
いずれの値も、先週末よりも減少しています。

平均保有株価チャートを見ますと、日経平均株価はようやく短期平均保有株価-2δラインから反発したように見えます。
ただし、すぐ上には短期平均保有株価が迫ってきています。この先、上昇基調が続いても、一旦はこのラインで跳ね返されるのではないかと考えます。

現時点における短期平均保有株価は9,755円ですが、来週末時点では9,500円程度になると予想されます。したがって、日経平均が9,500円を超えてくるのは、難しいのではないかと考えます。
そのラインを上抜けるためには、少なくとも短期平均保有株価の傾斜が、緩やかになる必要があるかと思います。

今週も占いは控えますが、先週同様、一応の目安として、下降トレンド1と下降チャネル1、および上昇トレンド2と上昇チャネル2の、来週初め及び来週末時点における値を示します。

下降トレンド1は火曜日が8,548円で金曜日が8,047円、下降チャネル1は火曜日が6,000円で金曜日が5,499円となっています。
上昇トレンド2は火曜日が8,648円で金曜日が9,919円、上昇チャネル2は火曜日が10,135円で金曜日が11,406円となっています。

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