エクセル2007の解説書：Ｋフローのシステムトレード奮闘記：SSブログ

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エクセル2007の解説書　[システムトレード] [編集]

エクセル2007には、マニュアルとして、セットアップ方法をメインに記した「スタートガイド」しか付属しておらず、実際の操作方法については、Excelヘルプなどを参照するしかありません。
しかし、なかなか知りたい情報にたどり着けず、結局は市販の解説書に頼る方が多いのではないでしょうか。

しかし、エクセル2003と2007の違いを分かりやすく示した解説書は少なく、大幅に変わったエクセル2007の操作方法に慣れるには時間を要します。
慣れてしまえば、エクセル2007の操作は非常に分かりやすく、便利な面も多いのですが、エクセル2003以前を使用してきたユーザーにとっては、敷居が高く感じることもまた事実でしょう。

そんな中、エクセル2003から2007に移行するにあたり、非常に便利な書籍を見つけたので購入しました。

Excel2007ユーザー便利帳―Windows Vista完全対応 (QUICK MASTER 18)

作者: 森島昭人
出版社/メーカー: 秀和システム
発売日: 2007/05
メディア: 単行本

本書は、エクセル2007の基本的な使い方をコンパクトにまとめてあり、それだけでも利用価値が高いのですが、最も画期的な点は、エクセル2003とエクセル2007のコマンドメニューの対応表を掲載していることです。

これによって、エクセル2003の各コマンドが、エクセル2007のどのコマンドに対応しているかが分かります。
今まで、いろいろな解説書を見てきたのですが、エクセル2003と2007との違いを明確に比較した書籍にはお目にかかれませんでした。

本書は長細い手帳サイズで、非常にコンパクトであり、価格も安価です。それにも拘らず、記載内容は豊富で、コマンド対応表以外にもショートカットキーや仕様・機能のクイックリファレンスなどがあり、非常に便利です。

特に、エクセルの仕様などは、マイクロソフトのサイトで調べないと、なかなか知ることはできないのですが、それが示されていることは重宝します。
開発者の立場として、エクセル2007の制限事項が気になるところですが、それらが一覧表で記載されており、非常に役立っています。

あえて苦言を呈するならば、エクセル2003と2007のコマンドメニューの対応だけではなく、ワークシート関数やマクロの違いも記載して欲しかったと思います。
ただ、それを差し引いても、非常にコストパフォーマンスに優れた良書であることには変わりありません。

本書は、発売からすでに1年が経過していますが、これからエクセル2007に乗り換えようとしている方には、是非とも手にしていただきたい1冊です。