改定システムの追加機能

改定システムは、当初の構想とは随分と異なったものとなってきました。ただし、それは悪い意味ではなく、より使いやすい方向に進化したということです。
そこには、私がこれまで取得したシステムやエクセルのノウハウが凝縮されています。中には、一般の書籍などではけして語られることのない項目も含まれています。

改定システムでは、従来の豊富なチャートの表示範囲を、データが存在する期間内において、任意に設定することができます。
そのような場合でも、チャート表示が乱れることはありません。設定は、起点日と終点日を変更するだけです。

また、やや難しい操作を必要とした最適化演算を、ボタン一つで実行するようにいたしました。これで、エクセル操作に慣れていない人でも、容易にトレーディングシステムを構築することが可能となります。
また、日々のデータ更新も、ボタン一つで行えるようにいたしました。

実際の運用面においても、売買シグナルの表示は当然のこととして、システムそのものの機能性判定や、レバレッジを設定した運用のサポート機能、売買手数料の設定などの機能を有します。
これは、単なる売買シミュレータではなく、より実践に即したトレーディングシステムである、ということです。

システムには、あらかじめ基本的なロジックを搭載していますが、ユーザーが独自のロジックを組み込むことも可能です。
そのロジックによって得られる売買シグナルを、システムに引き渡すことで、ＫＦシステムクリエイターが持つ豊富な評価機能をそのまま利用できます。

また、従来は独自の株価データ仕様を必要としていましたが、データ期間を任意に設定することができるようになりました。
それによって、日足データだけでなく、分足データ等の利用も可能となります。

ただし、そのためには、従来における日付の書式設定を変更する必要がありますが、それは難しいことではありません。
基本的には、リニアに増加する数値を設定してやれば大丈夫ですが、その方法につきましては後日説明する予定です。

これらを盛り込んだ改定システムは、現在、鋭意開発中です。当初は、Ｋフロー株式トレード研究所の創業記念日である、6月15日までに公開したいと考えていましたが、様々な機能の追加により、半月ほど遅れる見込みです。

ユーザーの方々はもちろんのこと、改定システムに期待されている方々も、今しばらくお待ちいただきますよう、お願い申し上げます。

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