地デジチューナーの映像をキャプチャーすると、動きの速い場面で細かな横縞(コーミングノイズ)が出てしまいますが、これは元の映像信号がインターレースであることが原因です。
それを考慮しないで映像変換を行なうと、どうしてもコーミングノイズが増大してしまうようです。

コーミングノイズは、映像編集時にインターレース解除というフィルタを適用することで、除去することができるようですが、昨日ご紹介したキャプチャーソフトや変換ソフトには、残念ながらそのような機能は備わっていません。

そこで、別途インターレース解除が可能な映像編集ソフトが必要になるわけですが、ネットで調べてみると、かなりの数があるようです。
それらの中で良さそうなものを、いくつか試してみたいと思います。

なお、録画した映像を自分のパソコンのみで視聴する場合は、元の映像を編集しなくても、視聴時にインターレース解除機能が付いたプレイヤーを用いれば大丈夫です。
私は主に「GOM Player」を利用していますが、環境設定から映像を選択し、効果タブのインターレースの設定で「インターレースを解除する」を選択すればOKです。

当面はこれで凌ごうと思いますが、コーミングノイズが多い映像を圧縮変換すると、圧縮効率が明らかに落ちてしまいますので、その辺りを考慮しながら、最善の方法を探っていきたいと考えています。

ちなみに、キャプチャー直後の映像品質は、パソコン、特にグラフィックボードの能力に影響されるようです。
圧縮率が低い状態であれば、地デジチューナーからのインターレース映像であっても、コーミングノイズはほとんど発生しません(ただしそれを圧縮すると発生します)。

以上、簡単ですが今日はこれで失礼いたします。