今週の投資成績を以下に示します。成績には金利・手数料は含まず、保有中の場合は直近終値基準の評価損益率を表します。
また、これはシステム運用の場合のみであり、裁量トレードは含みません。

  銘柄         システム    売買   トレード期間        損益率
 7201日産自動車  順張正逆合成 売り  10/06/02~10/06/10   +4.17%
 7201日産自動車  順張正逆合成 CP  10/06/10~保有中     ±0.00%

日産順張正逆合成システム(売建)は、昨日の寄付きで買い返済となりました。一時はどうなるかと思いましたが、何とか利益確定できました。
現在は、キャッシュポジションを継続中です。

システム関連では、先日、研究所サイトにKFシステムコントローラVer5β版を公開いたしました。Ver4と比較して、一部未対応のマクロはありますが、KFシステムクリエイターVer5β4によって作成したシステムの、日々の更新などを行うことができます。

昨日のコラムの最後に掲載した建玉数推移チャートですが、実際には資産残高に応じてダイナミックに変化します。
以下に、実際の売買株数を表した建玉数推移チャートを示します。上段が取引単位未考慮の場合、下段が取引単位考慮(100株)の場合です。


運用損益率でもそうでしたが、両者に大きな違いは見られないことが分かります。また、ドローダウン期間にあるここ1年ほどは、株価の上昇によるところもありますが、建玉数が抑えられていることが分かります。
その結果、ドローダウンがある程度抑制されているものと考えられます。

今週の日経平均株価は、週初に大幅に下落しましたが、その後はやや持ち直す動きとなりました。しかし、ザラ場ベースでは年初来安値を更新しています。
株価は先週末比1.98%の下落となり、昨年末比では7.97%のマイナスにまで後退しました。

ギリシャ問題に加えて、ハンガリーやブルガリアの財政にも疑念が生じ始めたことが、大きな重石となったようです。
ただ、昨夜NY市場の大幅高という要因もありますが、亀井郵政金融大臣が辞任したこともあってか、今日の日経平均株価は大幅に続伸しました。

鳩山首相・小沢幹事長辞任の翌日にも株価は急騰しましたが、政権党トップや閣僚が辞めて株価が上がる日本社会って、いったいどうなっているんでしょう?

続いて、以下に6月11日基準日のトレンドラインとチャネルライン、そして日経平均の平均保有株価示します。



今週は、先週発生したばかりの上昇トレンド4が、早くも姿を消しました。他の直近トレンドは、統計期間を延ばしています。
各トレンドの安定指数は、トレンド1が0.58、トレンド3が2.20、トレンド7が0.40、トレンド8が2.78、そしてトレンド9が4.85となっています。

株価は、上昇トレンド1と3に絡み付くように推移しています。それを、下降トレンド9が押さえつける構造になっています。
このまま下落が続くと、直近に下支え要因は見当たらなくなります。

平均保有株価で見ると、短期が中長期を完全に下抜けました。また、各平均保有株価は明確な下落傾向となっています。
昨年春以降の株価回復過程において、これほど顕著な下落傾向は見られなかっただけに、非常に嫌な感じです。

最後に、とりあえずの判断の目安として、主なトレンドラインおよびチャネルラインの、来週月曜日と金曜日における値を以下に記します。
合わせて、長期平均保有株価と中期平均保有株価、そして短期平均保有株価の現時点における値を記します。

 下降トレンド9:9,710円⇒9,510円

 上昇トレンド1:9,610円⇒9,630円
 上昇トレンド3:9,840円⇒9,870円
 下降チャネル9:8,870円⇒8,670円

 長期平均保有株価:10,250円
 中期平均保有株価:10,290円
 短期平均保有株価:10,130円

いよいよ参院選が射程に入ってきました。民主党はこのまま逃げ切れるのでしょうか?
私はまだ態度保留中ですが、できることなら国民新党を外して、別の第三極との連立に期待したいところです。