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2020年の振り返りと2021年の展望 [投資・経済全般]

あけましておめでとうございます。
2020年は、新型コロナウイルス禍で近年例を見ないほどの混沌とした一年でした。

日経平均株価は、2月中旬から3月中旬に掛けて1か月で30%も下落しましたが、その後3か月ほどで-5%まで回復しました。株価はその後狭いレンジでじわじわと上昇すると、4か月ほど掛けて急落前の水準に戻し、年末には約30年振りの高値更新となりました。

政治面では安倍首相が突然の退陣表明をし、9月には菅新政権が誕生しました。アメリカではトランプ大統領が大統領選で敗れ、バイデン氏が次期大統領となりました。しかし、トランプ大統領は敗北を認めず、未だ徹底抗戦の構えを崩していません。

経済面では、政府のちぐはぐな新型コロナ対策もあって、飲食業や観光業、運輸業を中心に壊滅的なダメージを受け、未だ回復の兆しが見えていません。
特に、Go To キャンペーンの継続強行による心理的・物理的影響により、年末にかけて感染者数の急増をもたらしました。

システムトレードでは、新型コロナショックによる急落で大きな収益を上げた後、その戻り過程で徐々に収益を減らしていく展開が目立ちました。特に、年後半のなかなか下げないジリ高相場ではシステム的に不利な状況となり、終盤の急騰局面で大きくやられる事例がありました。

個人的には、錆び付いたシステムの改修に追われた一年でした。マニュアルの整備を進めると共に、不具合の修正や新たな機能の追加等、長い間放置してきたツケの支払いに終始しました。一方、システムの基本部分に関しては現在でも通用しており、改めてその堅牢性を確認しました。

さて、2021年はいったいどのような一年になるのでしょうか?

日経平均株価は、底堅い動きを示すのではないでしょうか。利回りを求めての投資資金の流入傾向は継続すると見られ、大きな流出はないものと考えます。ただし、資金が向かう先は日本株だけとは限らず、海外株式や仮想通貨、金相場等、多岐に渡ります。

このような状況下では、債券市場からの流出資金をどれだけ取り込めるかが鍵となるでしょう。それ次第では、日経平均株価3万円台回復も現実味を帯びてきます。
一方、新型コロナワクチンの接種が追い付かず、主要国で医療崩壊が生じるような事態になれば、株価は一時的に大きく下落するかもしれません。

政治面では、自民党総裁選と衆院議員選が控えており、菅政権が継続されるかどうかが焦点となります。ここで菅氏が再選され、かつ二階氏の影響力を弱めることが出来れば、地に足の着いた政権運営が出来るのではないかと期待します。

アメリカでは、バイデン新大統領の政権運営も然ることながら、トランプ氏の影響力を如何に弱めることが出来るかに、民主主義の復権が掛かっています。
トランプ氏が影響力を保持し続ける限りアメリカの分断は継続し、民主主義は棄損され続けることになります。トランプ氏は言わばトランプ教の教祖であり、信者の目を覚ますことは容易ではないでしょう。

経済面では、新型コロナ対策をどう実行するかが最重要課題です。これまでの対策は、チェック機能がほとんど働かない片手落ちの感が否めません。
とにかく、計画を立て実行したら必ず随所にチェックを入れ、その結果によって計画の修正や変更、停止等を即座に行えるよう、予め行動計画を作成しておく必要があります。

ワクチンの有効性が大前提ながら、それがほぼ全ての国民に行き渡るまで、医療崩壊を起こさないために経済活動を制限し、かつ経済へのダメージを最小限に留める、という難しい課題を遂行しなければなりません。
しかし今年は、昨年から延期された東京オリンピックの強硬開催が見込まれ、課題の最中に重大な空白期間を生じさせかねません。

理想的には、オリンピックまでに全国民のワクチン接種が完了し、日常を完全に取り戻せればいいのですが、現実的には難しいでしょう。
ただ、昨年時点では見えなかったゴールが、ワクチン接種と言う現実として見えてきたことにより、計画そのものは立てやすくなったのではないかと思います。

ゴールがある程度明確になったことで、それまで経済を支えるための必要資金が明確になってきます。例えばゴールが年末であるとすると、最大必要資金は日本のGDPと同程度となりますが、それをどれくらいまで縮小できるかが政治家や官僚の腕の見せ所となります。

新型コロナ禍前の2019年のGDPは約560兆円であり、2020年には6%減とするとその差は34兆円ほどとなります。ただし、これには2020年の新型コロナ対策費用(補正予算約58兆円)の効果が上乗せされているわけですから、実質的には最大90兆円ほどの減少と考えられます。

すなわち、GDPが2019年レベルまで回復するためには、最小必要資金として約90兆円が掛かるだろうということになります。ただし、これはあくまで平均的な費用であり、収益が向上しているセクターからの再分配が行われないとすると、実際にはこれよりも数倍大きな資金を投入する必要があるかもしれません。

もちろん、これをわずか1年で手当てすることは現実的ではありませんし、難しいでしょう。何よりも、新型コロナ禍により多くの事業者が廃業や倒産に追い込まれました。
それによる失業者の増加分の受け皿を増やすためには、新たな起業や業容拡大を促し支援していく体制が必要となるでしょう。そのような土台再建があってこそ、新型コロナ禍の克服を成し得るのではないかと思います。

システムトレードでは、昨年までの仮想運用結果に基づき、全90システムで追跡してきた運用を、上位38銘柄に絞り込んで継続していきます。これは昨年の年間成績がプラスであり、かつインデックス(対象銘柄株価増減率)に勝ったシステムを全て抽出したものです。

年間成績は全てクリアし、2021年1月4日の寄付きから運用開始したとして、集計していきます。結果につきましては、ココナラブログにて毎週末に掲載していく予定です。
これらはシステムの完全なフォワードテストであり、システムの堅牢性を検証する場となります。

個人的には、KFシステムクリエイターの改善やロジックの拡充、KFシステムコントローラの改善やマニュアル完成、ココナラにおけるサービスの改善と拡充、ブログの拡充や改訂、を重点課題として行っていきます。

KFシステムクリエイターの改善では、時系列分析の精度を向上させると共に、より堅牢なシステムを構築するための指針作りに注力します。
ロジックの拡充に関しては、著名なテクニカル指標を用いたロジックを中心に、開発を進めて行きます。

ブログに関しては、SSブログの有料サービス終了に伴い、万が一のブログサービス終了に備えていく必要性を強く感じています。
そのため、WordPress等、他のブログサービスへの移行を真剣に考えないといけないかもしれません。また、現在、試験的にGoogleのBloggerを利用していますが、こちらの永続性が担保されるのであれば、そちらへの移行も候補の一つとして考えるかもしれません。

あるいは、契約中のMicrosoft365 Business Standardを有効活用できないか検討していきます。こちらについては、以前研究所サイトを開設していたのですが、しばらく放置していた結果、当時とは全く様相が異なる状態になってしまいました。
現在はOfficeの利用のために契約を続けているようなものですが、それだけではもったいないことは重々承知しています。

今日、今時点でまさに2回目の緊急事態宣言が発令されましたが、2021年は新型コロナ禍を如何に克服していくかの重要な節目の年となります。
新型コロナ禍による実体経済への影響は計り知れないものがありますが、金融経済との乖離は縮まるのでしょうか。

実体経済と金融経済との狭間に生きる者として、この重要な1年をしっかりと見据えていきたいと思います。2021年が最終的には良い年となりますことを、心よりお祈り申し上げます。

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