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最近のパソコン事情 ソフト編(3) [パソコン]

Windows10をクリーンインストールするに当たって、最初に確認しておくべきことがあります。それは、UEFIモードでインストールするか、レガシモードでインストールするかということです。
UEFIについての詳細は割愛しますが、同モードに設定することで、2TBを超える容量のドライブからシステムを起動することが出来るようになったりします。

何の設定も行わないでWindows10をクリーンインストールすると、通常はレガシモードとなってしまいます。UEFIモードでインストールするためには、インストール用光学ドライブをBIOS設定でUEFI起動に対応させておかなければなりません。

その方法につきましては各BIOSによって異なりますので、メーカーのBIOS仕様書などをご参照ください。企業向けのパソコンの場合、大抵は詳細な取扱説明書をWebからダウンロードできますので、そこから必要な情報を得ることが出来るかと思います。
なお、場合によってはBIOSをアップデートする必要があるかもしれません。

万が一、説明書に記載が見当たらない場合は、実際にBIOS画面を開いて、ブートドライブの設定を確認すれば、UEFIモードでインストールできるかどうかが分かります。
重要なのは、1stブートにインストール用の光学ドライブを指定すると共に、UEFIモードのON/OFF設定があればONにする、ということです。

BIOSによっては、光学ドライブがレガシとUEFIとで別々に表示されていることがありますが、その場合はUEFI光学ドライブを1stブートに選択すれば大丈夫でしょう。
その他詳細につきましては、Web等で検索すれば非常にわかりやすい解説が見つかります。

なお、最近のWindows10では、レガシモードで構成されたシステムドライブをUEFIモードに変換することができます。その方法につきましては、Web等をご参照ください。
ここで一つ注意すべき点は、変換するディスクのパーティション数が3つ以下でないと、変換に失敗する場合があるということです。そのため、将来的にUEFIモードに変換したい場合は、パーティションの数を非表示も含めて3つ以内に抑えておかなければなりません。

スリムタイプのパソコンの場合、基本的に内蔵HDDの増設は困難ですから、データ量の増大に伴い、将来的には2TBを超えるHDDを起動ドライブにする必要が生じるかもしれません。
そのような事情から、可能であれば最初からUEFIモードでインストールしておいた方が良いでしょう。

さて、設定を確認・変更したところで、Windows10のクリーンインストールを行います。事前に作成しておいたインストールディスクを光学ドライブにセットし、起動します。
なお、インストールの過程で、Windowsのプロダクトキー(ID)が必要になりますが、インストール中に入力しやすいように、予めスマホ等で写真を撮っておくと作業が楽になります。

インストーラの指示通りに進めて行くと、プロダクトキーの入力画面になります。ここで、本体に貼付されたプロダクトキーを入力します。元のOSがWindows7以降であれば基本的には認証が通り、インストール作業を先に進めることが出来ます。もしも先に進まない場合は、プロダクトキーに問題がある可能性があります。
エディションについては、プロダクトキーで自動的に決定されますので、こちらで指示することはできません。リース切れ品の場合は、大抵がProエディションとなります。

なお、元のOSがWindows8.1の場合は、パソコンによってはデジタル認証となっているかもしれません。その場合は、プロダクトキーの入力場面が現れず、そのまま先に進むことが出来ます。
認証は自動的に行われていますので、何もする必要はありません。

以降は、基本的にはインストーラの指示通りに作業を進めて行けば良いのですが、インストールの種類で必ず「カスタム:Windowsのみをインストールする(詳細設定)(C)」を選択します。
続いてインストール場所の選択で、対象ドライブのパーティションを全て削除する必要があります。その後、「新規」を選択して新たにパーティションを作成し、プライマリパーティションを選択して「次へ(N)」を押します。

この際、UEFIモードでインストールされる場合は、プライマリ、回復パーティション以外に、100MBほどのEFIシステムパーティションが作成されます。
もしもそうならない場合は、レガシモードで実行されている可能性があります。後でUEFIモードに変更することも出来ますが、一旦インストールを中止してBIOS設定を見直した方が良いかもしれません。

インストール先の選択が終わった後は自動的にインストールが進みますので、終了するまで待ちましょう。
インストールが完了し各種初期設定が終わったら、正常に認証されているかどうか確認します。

「Windowsの設定」を開き、「更新とセキュリティ」の「ライセンス認証」を選択します。ライセンス認証の項目が、「Windowsはデジタルライセンスによってライセンス認証されています」もしくは、「Windowsは、Microsoftアカウントにリンクされたデジタルライセンスによってライセンス認証されています。」となっていれば、認証は通っています。

なお、UEFIモードの確認方法につきましては、Web上に分かりやすく説明したサイトが多数ありますので、そちらをご参照ください。

以上、主にリース切れパソコンへのWindows10のクリーンインストール方法について、注意点を説明してきました。
新型コロナウイルスの影響でリモートワークが増え、パソコン需要が高まっているようです。少しでも導入コストを抑えたい方は、リユース品の再構築を検討してみても良いのではないかと思います。

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