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最近のパソコン事情 ソフト編(1) [パソコン]

ハード編では、メルカリ等で売られている低価格パソコンを、高性能パソコンに仕立て上げる方法について説明しました。
今回は、Windows10のクリーンインストール方法について述べたいと思います。

さて、Windows10へのWindows7などからの無償アップグレードは、公式にはとうの昔に終了しています。Windows7がインストールされたパソコンを、そのままWindows10にアップグレードすることは、今となっては残念ながらできません。

しかし、「そのまま」でなく「クリーンインストール」するのであれば、実は現在(正確には少なくとも今年の3月まで)でも可能です。
これについては、マイクロソフトも認めてはいるようですが、公式ではありません。そのため、今後いきなり不可能になる可能性も、ないとは言えません。

メーカー製パソコンの筐体には、通常、マイクロソフトのプロダクトシールが貼られています。そこに記載されている15桁のプロダクトキーがあれば、Windows10をクリーンインストールすることが出来ます。
ただし、モノによってはシールが剥がれていたり、キーが読めなかったりする場合がありますので、注意が必要です。

ヤフオクなどでは、プロダクトキー(シール)のみを出品している場合がありますが、これは本来、ハードと紐付けられたものであり、プロダクトキー単品での使用は恐らく重大な規約違反となります。
当然、一部の出品写真などから判別して入手したキーも、使用することは許されません。

また、稀に本体に添付されたプロダクトキーを入力しても、Windowsの認証が取れないことがあるようです。その場合は、上述の理由でキーが流出し、第三者に使われてしまっている可能性があります。
パソコン本体を正当に入手したのであれば、その証明が明確にできるようなら、マイクロソフトの電話認証で何とかなるかもしれませんが、私は経験がないので確証はありません。

以下では、パソコンに貼付されたプロダクトキーが正当なものであるという前提で、話を進めます。

まずは、Windows10のインストールディスクを入手する必要があります。他に使用できるパソコンがあれば、マイクロソフトのサイトからダウンロードして作成できます。

Web上にて「Windows10 アップグレード」で検索すると、上位に「Windows 10 のダウンロード - Microsoft」というサイトがヒットします。
それを開くと、「ツールを今すぐダウンロード」というボタンがありますので、それをクリックします。

すると、「MediaCreationTool1909.exe」というファイルのダウンロードと実行を求められますので、適当なフォルダにダウンロードした後、ファイルを実行します。
しばらくすると、「適用される通知とライセンス条項」というダイアログが開きますので、条項を読んだ上で「同意する(A)」ボタンを押します。

その後、「実行する操作を選んでください」という画面に変わりますので、「別のPCのインストールメディアを作製する(USBフラッシュドライブ、DVD、またはISOファイル)」にチェックを入れ、「次へ(N)」ボタンを押します。

「言語、アーキテクチャ、エディションの選択」でそれらを選び、「次へ(N)」ボタンを押します。もしも使用中のパソコンが64ビットのWindowsならばそのままで良いですが、例えば32ビットの場合は、「このPCにおすすめのオプションを使う」のチェックを外して、適宜選択します。

「使用するメディアを選んでください」の画面で、インストール用メディアを選択します。光学ドライブが使用できる環境ならば「ISOファイル」を選ぶのが無難ですが、そうでないなら「USBフラッシュドライブ」を選択します。

その後、ダウンロードファイルを保存する場所を指定すると、ダウンロードが始まります。「Windows 10 をダウンロードしています」という画面に切り替わりますので、ダウンロードが完了するまでしばらく待ちます。

「Windows 10 のメディアを作成しています」の画面が「ISO ファイルを DVD にコピーしてください」に切り替わったら、「DVD書き込み用ドライブを開く」をクリックします。
「Windowsディスクイメージ書き込みツール」が開きますので、DVDディスクをセットし、「書き込み後のディスクの確認(V)」にチェックを入れ、「書き込み(B)」ボタンを押します。

書き込みが完了するまでしばらく待ちます。完了するとディスクが排出されますので、それを取り出したら「閉じる」ボタンを押します。
最後に「完了(F)」ボタンを押し、作成作業は終了です。

なお、ISOイメージをDVDディスクに書き出す際には、必ず上述の「Windowsディスクイメージ書き込みツール」を使用するようにします。
ImgBurnなどのライティングソフトで書き込んだ場合、クリーンインストールの途中でエラーが生じ、正常に完了できない場合があります。私はこれで、結構悩みました。

また、インストールディスクを作成するパソコンがない場合、パソコンを所有している家族や友人、知人などに頼んで作成してもらいます。
それが出来ないならば、例えばネットカフェ等でダウンロードできるか確認してみると良いでしょう。

オークションサイトやフリマサイト等で、DVD等に書き出したWindows10ファイルを販売している場合がありますが、著作権侵害の可能性もありますので、手を出さない方が無難かと思います。
もちろん、マイクロソフトが認めているのであればその限りではありませんが、私には分かりません。

やや長くなりましたので、今回はここまでといたします。実際のインストール作業については、次回にご説明いたします。

なお、インストールに関しては、実際にクリーンインストールしてもよいパソコンが手元にありませんので、私が記憶している限りでの注意点を述べるつもりです。
具体的なインストール方法につきましては、非常に分かりやすいサイトや解説書がありますので、そちらをご参照ください。

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