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ハイリスクハイリターンかローリスクローリターンか [雑感]

小泉元首相や石原東京都知事、橋下大阪府知事などは、非常に人気が高い半面、反発もまた非常に大きい政治家です(でした)。
彼らに共通するのは、ハイリスクハイリターン型政治とでもいいましょうか。

自身の信念の下で、ダイナミックに政策を遂行することで、目に見える成果を強烈に印象付けることができるのですが、失敗もまた目立ってしまいます。
しかし私たちは、その政策効果の出現が近々であればある程、より大きな点数を付ける傾向にあるようです。

すなわち、効果が大きく早い時期に達成できそうな政策を優先的に実行に移すことで、自らの成果を強烈にアピールしやすくなります。
その一方で、その政策に関する負の側面に関しては、あえて考えないことにしているのかもしれません。そのことが、強い反発を生むのでしょうか。

これは、政治の世界に限ったことではありません。私たち一般人についても、非常に魅力的な人とそうでない人など、このような分類が当て嵌まりそうです。
結局、私たちは、ハイリスクハイリターン型、ローリスクローリターン型、ハイリスクローリターン型、ローリスクハイリターン型のいずれかに分類されるのかもしれません。

ちなみに、投資の世界では、ローリスクハイリターンなどというものは、基本的には存在しないとされています。
なお、一部の大金持ちなどは必ずしもそうではないかもしれませんが、それでも過去のある時点、あるいは前の世代などで、大きなリスクを取っていたと考えられます。

時間軸を現在以降に固定して考えれば、ローリスクハイリターンなどという羨ましい人物も存在するわけですが、上にも述べましたように、過去に遡ってみれば、どこかの時点で大きなリスクを取っているはずです。

ただし、そんな人たちでもローリスクの状態が永続する保証はなく、リビアのカダフィ大佐のように、数兆円もの私財を蓄えたものの、それを失うどころか自らの命まで危険にさらされている事例もあります。

人に限らず、例えば原発などは今までローリスクハイリターンの典型だったわけですが、現在はご覧の状況になっています。
それ以外にも、様々な事例を考えることができそうです。

結局のところ、例えばハイリスクハイリターンなどといったレッテルが永続的に固定されることはなく、時間の経過と共に遷移していくということになりましょうか。
トレーディングシステムにおいても、先日までローリスクだったものがいつの間にかハイリスクに変わっていた、なんてことは、ザラにあることです。

ちなみに、菅さんは何を目指しているんでしょう?ローリスクハイリターンでしょうか?ハイリスクハイリターンでしょうか?
でも、世間の人はハイリスクローリターンとみているような気がします。もっとも、菅さんだけではありませんね。

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