今度こそ最終版！！！

データ取得更新マクロVer5は、ようやく完成しました。これまで、数多くの不具合に悩まされてきましたが、何とか使えるものになったと思います。
最終確認として、今日の引け後に取得済みの全データ（4,276銘柄：重複上場あり）のデータ更新を行ったところ、大きな問題は生じませんでした。

ただ、データ量の多さによるエクセルのフリーズを防ぐため、全銘柄を4分割してデータ更新を並列実行したのですが、データファイル保存時のアクセスが重なると、エラーが生じて動作が中断することが判明しました。

これは、そのまま処理を継続すれば何事もなかったように動作を再開できるのですが、さすがにそれでは使い勝手が悪いので、保存時エラーが生じた場合に再保存を行なうよう、マクロを修正いたしました。ただし、他の要因によるアクセスエラーである可能性も否定できませんので、再保存処理の回数に上限を設けています。

この修正を含むいくつかの改定を施した当面の最終版（Ver5.12）を、本日17時に研究所サイトに公開いたしましたので、興味のある方はダウンロードしてご利用ください。
今度こそは大丈夫だと思うのですが、もはや狼少年状態なので全く説得力がありませんね。ご勘弁ください。

ちなみに、全銘柄の4分の1、約1,000銘柄当たりの株価データの更新に要した時間は、Gatewayマシン（Core2Quad@2.66GHz）で20分強でした。
実際には、これを4並列で実行したのですが、内2つの処理が前述のアクセスエラーで中断しています。したがって、実際には2並列（2,000銘柄）で20分強掛かったことになります。

日々のデータ更新のみを行うデータ更新マクロでは、4,000銘柄ほどのデータ更新は4並列で数分程度で済みますが、今回のデータ取得更新マクロの場合、各銘柄が時系列データとして別ファイルで存在しますので、どうしてもファイルアクセスに時間が掛かってしまいます。

しかし、その分、得られるデータを直接トレーディングシステムに用いることができるため、トータルの使い勝手としては良好なのではないかと思います。
必要があれば、簡単なデータ処理やチャート表示を、株価データファイルに直接組み込むことも可能です。

今回の一連の改定作業を通じて、私自身、かなりエクセルVBAのスキルアップができたと感じています。それが最大の収穫でしょうか。
この経験を、開発中のＫＦシステムクリエイターVer5につなげて行きたいと思います。

タグ：株価 データ 取得 更新 マクロ エクセル システム 並列 改定 ファイル