SSブログ

エクセルのちょっといい話(11の補足) [システムトレード]

2009年3月9日のコラムで、チャート上のテキストボックスの位置が次第にずれていってしまう問題について、それらのテキストボックスをグループ化すれば、問題を解決できると述べました。
しかし、その後の検討により、これだけではテキストボックスのずれを完全には解消できないことが判明しました。

今回は、「エクセルのちょっといい話(11)」の補足として、テキストボックスの位置ずれ防止のための追加的な方法について述べたいと思います。

チャート上におけるテキストボックスの位置ずれを防ぐためには、全てのテキストボックスのグループ化を行うことが有効であることに変わりはありません。
しかし、それだけでは各テキストボックス間の相対的な位置関係は保たれますが、グループそのものの位置や大きさのずれが生じてしまう場合があります。

グループそのものの位置ずれを防ぐためには、グループがチャートに対して動かないようにすれば良いわけですが、そのためにはグループの大きさをグラフエリアと同じ大きさにすれば良いのではないかと考えたわけです。

そこで、ダミー(空)のテキストボックスを作成して、それらをグラフエリアの四隅(ひょっとしたら対角線上の二隅でも良いかもしれません)に配置し、それらを含めて全テキストボックスをグループ化してやれば、グループの大きさをグラフエリアの大きさと一致させることができます。

その結果は上々で、いろいろとテキストボックスの表示内容を変えたり、ブックのオープン/クローズを繰り返してみたりしましたが、今のところテキストボックスの位置や大きさのずれは生じていません。

もっとも、グループの大きさが変わらなければ位置ずれは生じようがないので、四隅のダミーのテキストボックスが、アンカーの役目を担っていると思われます。
これらがうまい具合にグラフエリアの四隅にぴったりと貼り付いているわけです。

万が一、アンカーが外れてグループの大きさが変わり(小さくなり)、その結果位置ずれが生じたとしても、修正は容易です。
グループを選択して、その大きさをグラフエリアに再び合わせてやれば良いだけです。

このテクニックにより、チャート上にかなり複雑にテキストを配置することが可能となります。今までは位置ずれが怖くて、あまり多くのテキストを配置することに躊躇したような場合でも、ほとんど気にする必要はありません。

また、チャートをズームしたり、ウィンドウに合わせてサイズを変更したりしても、テキストボックスの配置に乱れは生じませんでした。
もちろん、それらの設定を元に戻しても位置ずれなどの問題は生じません。

ちなみに、テキストボックスの位置ずれに関しては、上記の方法で解消できるのですが、凡例の位置ずれ防止に関しては、今のところ有効な方法は見つかっていません。
テキストボックスと一緒にグループ化できればいいのですが、残念ながらそれは無理なようです。

nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。