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古いものも役に立つ [雑感]

今日はまったく個人的な話です。株やシステムトレードとも、多分ほとんど関係ありませんので、悪しからず。
最近、パソコン環境を一新したわけですが、そうなると、昔取った杵柄というわけではありませんが、いろいろといじくりたくなってきます。

特に、AV(Audio-Visual)関係を強化したい衝動に駆られまして、Athlonマシンの出力をVAIOのビデオ入力に接続できるようにしようと思い立ちました。
そのために、最初はAthlonマシンのビデオ出力機能を利用しようと考えたのですが、これが実はあまり使えないものと分かり頓挫。そこから、面倒な作業が始まりました。

なお、ここで言うAthlonマシンとは、あくまで私が使用している旧式の自作パソコンのことであり、世間一般的なAMD製CPUを搭載したパソコンやマザーボードを指すわけではありません。
ちなみに、私が使用しているマザーボードは、MSI K7N2GMというものです。

Athlonマシンのマザーボードには、NDIVIAのGPU(GeForce4)が載っているのですが、オプションのブラケットを取り付ける事で、ビデオ出力が可能になります。
今までは必要性を感じなかったため、ブラケットを付けていなかったのですが、先日、上記の理由からそれを取り付けてみました。

そして動作確認のため、ビデオからVAIOにつながっていたビデオケーブルをAthlonマシンにつなぎ替え、VAIO付属のビデオレコーダーを起動したところ、一応ビデオ出力はされています。
しかし、何かがおかしい。よく見ると、Athlonマシンの画面の一部しか表示されていません。

そう、Athlonマシンのビデオ出力は、SVGA(800×600ドット)にしか対応していなかったのです。マザーボードのマニュアルには、ビデオ出力の仕様については記載されていませんでしたが、ビデオメモリの割り当てを増やしたり等、いろいろと設定項目を変えてみたものの、やはり、それ以上の解像度での出力はできないようです。

そこで、ビデオ出力を行なう際には、Athlonマシンの解像度をSVGAに変更してみることにしました。
そのように設定して、何枚かの写真を全画面表示すると、VAIO側でも全てが表示されます。

「これで、いける。その都度設定することは面倒だけれども、まあ、そんなに度々使う機能でもないし。」と思ったのも束の間、静止画は出力されるのですが、動画が出力されません。
実は、Athlonマシンのビデオ出力は、オーバーレイに対応していなかったのです。動画が出力できないなら、Athlonマシン側の出力をVAIOに取り込む意味がありません。

なお、いろいろとビデオ出力の設定をいじってみたところ、プライマリモニタとビデオ出力のいずれかに動画を出力させる事ができるらしいことは分かったのですが、如何せん操作性に難点があり、下手をすると表示設定を元に戻せなくなってしまいかねないことから、Athlonマシンからのビデオ出力は断念しました。

続いて考えたのは、Gatewayマシンからのビデオ出力ですが、こちらはSビデオ用のコネクタしかないことと(元々は変換ケーブルが付属していたかもしれないのですが、何せ本体のおまけのグラフィックボードですので)、そもそもシステム開発用のパソコンをそんな用途に使えないという事情から、早々に諦めました。

そこで、以前購入したNOVACのCreaVision1600というダウンスキャンコンバータがあることを思い出し、それをAthlonマシンにつなげることにしました。
こちらはUXGA(1600×1200ドット)まで対応していますので、解像度の点では問題ありません。また、動画もきちんと出力できました。

ただ、問題はスルーのモニタ(VGA)出力が劣化してしまうということでした。ただし、これはCreaVisionだけの問題ではなく、Athlonマシンのモニタ出力をCreaVisionに通し、さらにCPU切替器に通している事によるものと思われます。

具体的には、青色が右側に少しずれ、さらには白地に描かれた黒いライン(文字)がつぶれてしまう、というものでした。
カブドットコム証券のカブボードフラッシュを表示すると、今日のような全面安の時は特に青色のズレや文字のつぶれが気になってしまいます。

CreaVisionにはビデオ出力の調整機能はあるものの、モニタ出力の調整機能はなく、どうしたものかと思いましたが、パソコン側の画質調整で、コントラストや明るさ、ガンマを調整したところ、何とか見れるレベルにすることができました。

あとは100円ショップで、ピンジャックの2分配コネクタを購入し、音声出力を通常のスピーカーとVAIOへの出力に分配しました。
また、今までのビデオからVAIOへの信号経路とAthlonマシンからの経路を切り替えるためのAVセレクターを2,000円ほどで購入し、それぞれを接続しました。

これで完璧と思ったのですが、Athlonマシンからの音声出力が小さすぎて、VAIOの入力設定と合いません。そこで活躍したのが、以前に使用していたヘッドフォンアンプです。
Athlonマシンからの音声出力をこれに通すことで、VAIOへの音声入力を最適値に調整する事ができました。

実はこのヘッドフォンアンプは、2系統の入力を3+2系統に出力できるという優れもので、ビデオからの音声出力もこれを通すことで、VAIOへの入力レベルを本体のTVチューナーとほぼ同じに統一することができました。

ちなみに、ビデオからの出力は、AV信号分配器を経由しています。これも以前使用していたものを再登板させています。
最近のビデオデッキやDVDプレイヤーなどは、アナログ出力が1系統しかないものがほとんどです。そのような機器では、テレビにつなげると他の機器にはつなげることができません。

そこで、AV信号分配器を用いることで、ビデオデッキからの出力をテレビとVAIOの両方に出力しているわけです。
もちろん、AVセレクターを用いて切り替えてもいいのでしょうが、テレビとVAIOがちょっと離れた位置にあるため、それでは何かと不便です。

そんなこんなで、ようやくほぼ満足のいくAV-PC環境が整いました。ただ、最後に一つ問題が残りました。それは、CreaVisionの電源の問題です。
CreaVisionでは、パソコンのUSBから電源を取ることができるのですが、Athlonマシンの電源を落としてもUSBからの給電は停止されません。

すなわち、CreaVisionは常時通電状態にあるわけです。もちろん、本体に電源スイッチなんてものはありません。
消費電力的には微々たるものなのですが、本体に触ると結構熱を持っています。また、マニュアルには通電しっ放しだと火災の恐れがあるとも書かれています。

何より、それによって製品寿命は確実に低下するでしょうから、できればパソコンを使用していない時は給電を停止したいわけです。
その都度、USBケーブルを抜き差しするのは大変ですし、それはそれで別の問題を引き起こしそうです。

どうしたものかと考えたところ、そう言えば以前使っていた機械式のUSB切替器があったことを思い出しました。これはUSB2.0に対応していなかったため、お蔵入りになっていたものです。
電力供給だけなら、これで十分です。そこで、これを電源スイッチ代わりに用いる事にしました。結果は上々です。

もう使う事もないだろうと、今まで仕舞い込んでいた機器が、こんなにも役に立つことになるとは、今回の作業を始めた当初は思いもよりませんでした。
古いものでも、まだまだ役に立つということを痛感しました。そもそもVAIOもAthlonマシンも、5年以上も昔のパソコンですが、未だに現役バリバリです。

ちなみに、プリンター切替器だけは今後も役立ちそうにありません。

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