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今週の投資成績(6/26~6/30) [投資日記]

今週の損益率は先週末に対して+6.27%と反発、今月の損益率は損失が-9.12%と一桁台に縮小し、年初来累計損益率は-16.67%まで改善した。
一方、日経平均は始値ベースで先週末から今日までで+2.21%と続伸、今月の騰落率は-2.09%まで戻し、年初来では-6.57%と、マイナス幅を縮小した。

今週は、NY市場が比較的堅調に推移し、その影響を受けて日経平均も15,500円台を回復した。しかし、NY市場依存の傾向はますます強まり、今月はSQだった9日を除いて、NYダウが上がれば日経平均はギャップアップし、NYダウが下がれば日経平均はギャップダウンして始まるという展開となった。連動率は95%以上という高さだった。

東京市場に目を向けると、いくつかの主要銘柄ではボリンジャーバンドにおけるシュリンクが見られ、今日の大幅高を受けて上離れしている。ただ、ようやく+2σのラインに手が掛かったところであり、今後安定的に+2σと+3σの間で推移することが期待される。

NY市場への連動性がいつまで続くかは分からないが、今後開示される第1四半期決算の内容によっては、連動性を断ち切っての本格的反発が見込まれるかもしれない。
しかし、大きなサプライズが得られなければ、当分はNY市場に連動した相場展開を余儀なくされることになるだろう。

なお、今日の相場でも見られたことだが、日経平均のギャップと日差の連動性もまた、高まってきている。すなわち、日経平均がギャップアップして始まれば陽線引けとなり、日経平均がギャップダウンして始まれば陰線引けとなる傾向が強い。

これは、市場参加者が順張り行動を取っているためであり、総じて弱気になっていることが伺える。市場の流れに逆らうよりは、流れに身を任せて売買を行おうという意識が強く働いていると考えられる。

先月末から今月始めにかけての日経平均15,000円台の攻防で、逆張りで突っ張った投資家は1,000円以上の急落の被害にあったはずである。その時の恐怖が残っていたならば、当分の間は順張りで相場についていこうと考えても不思議ではない。

むしろその芽は、ライブドアショックや村上ショックで疲弊した個人投資家の中には、すでにあったのかもしれない。心理的に弱気になっていたところに加えて、米国経済の変調が伝えられたことにより、NY市場へ右ならえの体制になってしまった。すなわち、NYダウに対する順張り投資となってしまったのではないだろうか。

今後の株価回復の鍵は、多くの投資家が日本企業を信じられるかに掛かっている。7月以降順次行われる第1四半期決算発表は、そのための重要な判断材料である。
企業からは、投資家に向けた力強いメッセージを発信して欲しい。M&A対策や取締役会の権利拡大にばかり腐心する姿勢には、うんざりである。


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大黒天

もうすぐ、miniの取引が始まりますね。
検討はされてますか?
by 大黒天 (2006-06-30 16:44) 

Kフロー

大黒天さん、こんにちは。いつもありがとうございます。

私はまだ先物・オプション口座を開いていないこともあり、当面、miniを取引する予定はありません。ただ、CMEのGLOBEXでは、出来高でS&P500のminiが突出していることもあり、日経225miniの今後には注目しています。
by Kフロー (2006-07-03 09:52) 

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