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私は何故システムトレーダーになったか? [雑感]

私がシステムトレードを意識して始めたのは、昨年の3月からである。それまでは、材料を重視し、一点集中型の売買を行なっていた。

一昨年、小型風力発電機による事業拡大に期待して、神鋼電機に集中投資した。しかし投資直後から株価は低迷し、大幅な損切りを余儀なくされた。
その後何度も同銘柄にチャレンジし、一時は過去の損失を回収し、なおかつ大幅な評価益を出すまでになった。しかし、結局売り時を逃し、損失を拡大させるという愚を犯してしまった。同銘柄の最終的な損失は200万円を大きく越える額となった。

昨年に入ってからはほぼ毎日、同銘柄を売買するようになり、その過程で裏デイトレのヒントを得た。その結果、昨年3月から、裏デイトレを基本としたシステムトレードを行なうようになったのである。

当時の自らの生活を振り返って見ると、デイトレーダーになるという選択肢もあったように思う。もちろん、上手くいくという確証は全くなく、ただ、それまでのスイング中心のトレードでは、これから先、食べていけないのではないかという不安があったからだ。

少なくともデイトレなら、毎日収支を現金化でき、生活に必要なお金を毎月工面できると考えたのである。その一方で、デイトレで収益を上げるには、毎日パソコンの前に張り付いている必要がある。
自分が元気な内はそれでもいいかもしれない。毎日の会社勤めを考えれば、一日4時間半の拘束で済めば楽なもんである。しかし、体調を崩したり、何よりも年を取った時のことを考えると、デイトレで一生生活していくことに大きな不安を感じた。

デイトレーダーは所詮自営業者である。自分の代わりはいない。自分が体を張って頑張らなければ、安定した収入は得られないのである。
そのため、若くて気力・体力のある内に稼げるだけ稼ぎ、あとは稼いだお金を安全に運用して余生を過ごすしかない。いわば、プロスポーツ選手のようなものである。
そのように稼げて、資産を蓄えられる人なら、それでいいかもしれない。しかし、私のようにけして若くはなく、気力・体力も衰えてきている人間にとって、デイトレーダーという選択肢は取るべきではないだろう。

一方、システムトレーダーはどうであろうか?

基本的には、投資システムさえあれば、後はシステム通り売買するだけである。
私の場合、一日2回注文を出し、システムに当日始値と終値を入力して翌日の売買サインを確認するだけである。トータルで5分も掛からない。残った時間はメールを読んだり、ブログを書いたり、システムのメンテナンスを行なったりである。

システムトレーダーは、ノートパソコンと通信手段があれば、自宅にいる必要もない。どこにでも自由に旅行に行ける。ほとんどプチリタイヤ生活である。
将来的には完全自動化を行なえば、全くトレードを意識することなく、自動的にお金が増えていくのである。しかも、自分が呆けようが寝たきりになろうが関係ない。たとえ死んだとしても、システムが正常に稼動し続ける限り、お金を稼ぎ続けるのである。

あるいは、アルバイトを雇ったり、会社組織にしたりしてもよい。少なくとも、自分がいなくても稼ぎ続けることができる。いわゆるオーナーとなることもできよう。

とまあ、ここまで言うと言い過ぎであるが、デイトレードとシステムトレード、どちらが人生を豊かに過ごせるだろうか。

私がシステムトレードで生活しようと思ったのも、上述の薔薇色の未来を夢見てのことだ。
しかし私の場合、キャッシュフローが未だにマイナスであり、システムの自動化なんぞまだまだ先の話。システムのメンテナンスと改良を進め、少しでもプチリタイヤ生活を継続できるよう、毎日冷や汗を垂らしながらパソコンと対峙している。

キャッシュフローをプラスにするために、来年になったらアルバイトでもする必要がありそうかな。


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